第43話 10月12、15、16日 (お笑いネタが注目作品、トレセン選考会、腕枕)

10月12日(水)


パパ、またにんまりしてる。

なんかあった?


昨日、掲載した『サラリーマン川柳が名前変えやがった(お笑いネタでご確認ください)』がカクヨムの注目作品に載っていたのか。


へぇ、良かったね。『あたいはスピちゃん』より注目されるのは悔しいけどパパ、良かったじゃん。初めて?


気づいてなかっただけなのか、こんなことは今までなかったから急いでスマホでスクショしたって。『サラリーマン川柳』という言葉自体メジャーだから注目作品になったのかなって言ってるけど、お笑いネタにするだけで、簡単に順位も上がってしまうから不思議とパパ言っている。需要が有るかもって。


そう言えば、最近の早口の漫才に付いて行けない人たちのために文字だったら慌てなくても付いて行けるからとパパ書き始めたんだよね?


パパもテレビの音が聞こえないとか、話に付いて行けないとか言ってるもんね。

ママには『はあ?』って聞き返して怒られてるし。

そんなパパみたいな人たちのためにパパが書いてるんだよね?


最近は、ネタに困ってきたけど、たまにどうしてもお笑い書きたくなってしまうって。普通の小説に戻れなくなるから抑えてるけどって。


パパ、前から漫才好きだったの?


春日三球・照代の『地下鉄の電車、どこから入れたんでしようね? それを考えると一晩中寝られなくなるの』の頃からずっと好きだけど、最近のは、言葉が聞き取れない時があるって。


パパ、年寄りだもんね。ごめん、パパ。

で、本当のにんまりの理由は?


先週、LINEを交換した会社の女の子から『 「居住区ー最後の住人ー」読みました。最高に分かりやすく読みやすかった。次回を楽しみにしています』って感想がきたのか。


やっぱり〜。女の子が絡んでると思ったんだよね〜。

『分かりやすく読みやすかった』か、良かったね、パパ。目指してることなんだよね?


書き始めの頃は、文体もめちゃくちゃで、書き方も分からなかったから読む人が分かりやすいようにと修行してるんだって。でも、その子、ミステリーが好きと言ってるって。


ミステリーかぁ。パパにはちょっと……。20年くらい早いかな? ごめん、パパ。



10月15日(土)


パパ、おはよう。なんか重そうねぇ、目が覚めない?


今日は、社会福祉協議会の仕事もあったけど、そちらに行かなくて良くなったからU13、U14のクラブトレセン選考会に行くんだね。

絶対に行かなければいけないいう訳ではないので身体の動きが悪くなってるのか。


絶対じゃないんだったら休めば?


他のチームのスタッフがやってくれるけどうちのチームからも選手が参加してるからどのくらい通用してるか確認したいんだって。


☆ ☆ ☆


パパ、おかえり。お疲れ様。トレセンどうだった? U14は、駐車場が空いてなくて見れなかった。陸上の全国大会があっててグルグルしてたけどとうとう空かなかった。時間潰しに母校の大学へ行って、野球部のグラウンド見てきたのか。遠征に行ってたのか誰もいなかったって。懐かしいかったけど、可愛い子たちがいっぱいいた弓道場が無くなってたって。


また〜。弓道部に好きな子でもいたの?


いた。いたけど、ママと同じ剣道部の人と結婚しちゃった。


えっ? パパとママって、同じ大学の同級生なの? それでパパの好きな人がママの剣道部の仲間と結婚しちゃったのか? 


まあ、パパは、今と変わらず、憧れる人がたくさんいたんだね。青春だね。

それから何年経ってるの?


秘密か。


それでU13は見れたの?


ゲームプレイを見て何人か推薦したけど、自分のチームの子は選べなかったって。来年また成長して頑張ってもらうって。



10月16日(日)


アルク兄ちゃん、ちょっと腕、貸して。だから

腕伸ばして。

なんか枕ほしい。


いやだって言わないで。


ああ、気持ちいい。そろそろ夜は冷えるようになってきたしね。毛並みの綺麗なアルク兄ちゃんの腕枕は最高だわ。

兄ちゃん、おやすみ〜。




※ 各話に対応した画像を各話掲載告知近況ノートに1枚ずつ載せています。興味があったらこちらも覗いてください。

https://kakuyomu.jp/users/iwatahei/news/16817330649483519605


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る