おねだり
雨に濡れて
花が濡れる
風で揺れる
花弁が落ちる
透き通る肌
まるで硝子のようで
壊れそうで
深く深く
交わす口吻
その蜜が欲しい
もっと欲しい
際限ない欲求
あの時の純情
再現できないくらいに
壊わしてしまって
それで良いの
それが良いの
雨に濡れて
花が濡れる
風で揺れる
花弁が落ちる
透き通る肌
まるで硝子のようで
壊れそうで
杭を打ち込む
後で悔いても
爪で掻いて
傷をつけて
消えないように
雨に濡れる
君が濡れる
花弁を濡らす
足りない
足らない
まだ、足らないの
花の蜜
甘い秘密
もっと欲しいの
君の秘密の
ぜんぶ
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