桜の海 青い春
桜花弁
舞って
散る
その少しの間
ちょっと待って
当たり前のように通り過ぎていた
あれ?
もう、こんな時間
夢中になって
通り過ぎたら
もうこんな季節
やっぱり一人で
桜の海
舞って
その向こう側
君が微笑む
青い春
淡く
甘噛みで
少し歯をたてて
見えない歯形
いつしかの夕方
君のことを思い出す
桜花弁
舞って
散る
その少しの間
ちょっと待って
桜の海に溺れて
甘い
ほろ酔いで目覚めれば
やっぱり一人で
桜の海
舞って
その向こう側
君が微笑む
青い春
淡く
甘噛みで
唇を
ハミング
声が重なった気がして
でも、やっぱり一人で
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