第17話 ロボットとSFのこぼれ話

 今回は読者さんからのご意見で、少しロボットと医療に関する事柄を話していきたいと思います。


 まずロボット――というかミリタリーよりのお話になります。


 「パイルバンカー」という武器がありますが、これはとある作品に登場してくる武器だったのですが、その後で他の作品でも引用されるようになりました。

 形は長い筒状のもので、中に釘に似た棒があり、火薬や電磁加速で棒を加速、ものすごい速度で釘のようなもの打ち出す、という兵器になります。

 正直、メリットはそこまでないのですが、オタクが喜ぶロマン兵器になります。


 ついでに一つこぼれ話を。

 ガン〇ムなどで有名な「バルカン」。

 これって本来はとある企業の固有武器名だったのですが、その後の勘違いと広まり方で「連射できる武器」と勘違いされるようになりました。

 バルカンに似たもので「ミニガン」「ガトリング」などがありますが、ミニガンは固有名詞、ガトリングは種類となっていたと思います。


 そしていよいよ医療について話したいと思います。

 ロボット世界での医療にありがちなのは、

・再生医療

・細胞活性装置

・回復するカプセル

 などなど。


 一番ありえるのは「再生医療」ですね。これはすでに研究段階で実験に成功しているらしいです。自分の細胞からiPS細胞をつくり、それが破損した臓器や身体の一部となり、移植してしまう、という技術です。

 自分の細胞から作るので拒否反応もなく、さらに言えば他の人の臓器がなくてもできるので、これが完成すれば、障害者やけが人などを治せるでしょう。

 ただし、神経系はまだまだ先だろうし、この技術はマッドサイエンティストなどにより倫理的な問題を抱えていることにもつながるのです。


 次にありえそうなのは「細胞活性装置」。

 これは細胞本来が持つ治癒能力を高める、と言ったところでしょうか。でも細胞には分裂回数が決まっているので、必然的に寿命を縮めることになります。


 最後に「回復するカプセル」。

 と言いましたが、ドラゴ〇ボールなどでは身体を回復させるカプセルが登場します。その中でもよくあるのが液体の中で生きていられるタイプですね。

 まあ、ぶっちゃけ、ここら辺のさじ加減は作者に委ねられるので、私からはなんとも言えません。将来的にはありえるかもですが、今の時点では無理かと。少し説得力に欠けるかもです。


 あと、「遺伝子治療」というのがあります。

 これは受精卵の段階で遺伝子操作を行い、病気にならないようにする、という形です。基本的には健常者の状態で産まれてくるので、失敗でもしない限り問題はないかと。もちろん遺伝子操作に関する是非はあると思いますが。


 それから「人工血管」やその他の「人工臓器」なども考えられるでしょう。

 とはいえ、私が知っている限り、肝臓を人間が再現すると、ビル一個分くらいになるらしいので、非現実的でもあります。

 ただ、人工血管は造りが単純なので、実際にあったと思います。


 と書いてきましたが、わかりにくかったらすいません。

 実際にご自身でも検索してみると面白いかもしれません。

 特に「医療 未来予想図」で検索すると、実際の医療団体の成果が見られて、驚きました。

 今回で面白そうだと思ったものがあればぜひ参考にしてくださいね。

 他にも気になることがあればお教えください。


 ではでは。

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