「    」

一日経ってもタイトルが決められなかったのでこの表記にしました。

(某ラノベのように「空白」みたいには読まないです!)


◇◆◇

人の感情は、そう長くは続かない。

憎悪も、親愛も、恋情も



僕らが今も持ち続けているのは

その感情を感じた時に思った「記憶」だから



記憶の殻に包まれたその思いは

少しずつ、少しずつ消えていって

最後は、殻だけが残る



それは、誰にも止められない


でも

その思いは






あなたを形作る

大切なかけらの一部なんだ


そのかけらが無ければ

あなたは、いまのあなたではなかったと思う


「大事にしろ」なんて言葉は

僕には言えないけど

ふとした時に思い出せるように


「ああ、あんなことがあったな」って


「あの頃の僕は――」って


それが

明日へ向かう

一つのちからになれるなら


僕は、

その日々に一緒にいれたことが


ただ、ただ


うれしい。

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