JKの詩

ありたま

第1話 終(始まり)

自殺をした。いや、正しくは自殺をせざるを得ない状況だった。


父親は私が0歳の時に亡くなり、母親の酷く悲しむ心を包み込んだのは、今の父親だった。


今の父親は疑問を抱く程に優しく心の温かい人だった。また、大企業の社長でもあり、、、ほら、、、誰でもよく知るあの会社だよ。そうそうあの会社。だから私が高校一年生の頃までは何不自由なく暮らせていた。




今の父親が死んだ。死刑である。え?いや、私もあの時は相当びっくりしたんだよ?まさか家の地下室に大量の死体が転がってたなんて思いもしなかったよ。私が8歳の時地下室の鍵を父の部屋で見つけ、生まれて初めて殴られた事を今になってから思い出す。


噂は酷く広がるもので、高校に行くと気味悪がられ、いじめられ、


「恵さー、もうそろそろうざいから死んでくんない?地球の平和のためにさww」


「中原、お前がそんなだらしがないから多くの人を守れなかったんじゃないか?先生は悲しいよ。罪のない人々が惨殺される現実が。」


「お前、、、なんか、気味悪いんだよ、もう俺にかかわらないでくれ。」


「め、恵チャン!!!大丈夫!?!?!?辛かったらいつでも僕に相談してネ!!!なんだったら放課後にでも!!!え、駅前で待ってるから!!!可愛い恵ちゃんを助ける事ができるのはこの僕だけなんだから!!!」




ガチャ「お母さん、ただいま。」


「めえ~ぐみぃ~私のめぐみちゃあ~~~ぁん」


母の右頬には大きなアザがあり、そして、、、


「お母さん、なんで裸なの?」


「めえ~ぐみぃ~、また男に捨てられちゃったぁ~、めえ~ぐみぃ~。」


母は恐ろしく美人だ。私が今まで見てきた女性のなかでも一番美しいと言っても過言ではないだろう。


「めえ~ぐみぃ~、、、あたし、、、、、かわい?」


「お母さんはかわいいよ。だからもう、男の人とそういうのは、やめよ?」


「んそっかぁ~~~~~~~、かわいいいいかあああああ~」


「・・・・・」


「じゃあさ、、、恵、あたしとキスしよっか?」


「え?」


生まれて初めてディープキスをされた。私の舌と、母の舌が絡み合い、気づけば口の中は唾液まみれになっていた


「あたしったらかわいいいいのよねえええぇ。だからあの人も、あの人も、みーーーーーーーーんなあたしのものだったッッッッッッッ。あたしかわいいから、恵も私がいないとだめでしょ????????あたしをミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテミテ」


私は逃げ出した。無我夢中走った。そして、気がついたら駅前に来ていた。


「恵チャン!!!来てくれたんだネ!!!さあ、今すぐ僕の家の人n、、、」


何も聞こえない、走りすぎて足の感覚がない、



もう、めんどくさいなぁ~


明日提出の課題めんどくさいなぁ~、、、


明日学校行くのもめんどくさいなぁ~、、、


その前に家に帰るのすらめんどくさいなぁ~




生きるの、めんどくさいなぁ~










私は電車に身を投げた。





もし生まれ変われるなら、、、、、幸せな、、、、、








そして、、、今に至る。




私の目の前には知らない町、知らない生き物、知らない植物が広がっていた。頭が回らない、近くの看板には、【ヘブン】とヘンテコな文字で書かれていた。


???なんで私こんなヘンテコな文字が読めるんだ??・」


ここはどこ?私は、、、


「お嬢ちゃん、そんなボロボロな服着てどうしたんだい?」


知らない屈強な男が私の目の前に立っていた。


「もしかして身寄りがないのかい???俺が雇ってやろうか???なぁーに、心配はいらねえさ、おいお前ら!この嬢ちゃんを家に連れてけ!!!」


「「「「「「へい!!!」」」」」」


「大切に扱えよ~、買ってから動きませんでしたじゃ話にならねえからな~」




私は半強制的に、男達に囲まれ、町の外へと連れられた。


もう、どうにでもなれ、、、






~その後、田舎町ヘブンでは~


「おい、今の見たかよw」「?。」「さすがは山賊王、見る目が違うね!あれはとんだ美人だぜ!wアーロンのやつも良い奴隷を見つけたもんだな~」「な。」


「ルーララー、すみません、私しがない吟遊詩人をやっておりまして、その話、もっと詳しく、、、」


長身の、長い緑髪をなびかせた男が、談笑する二人の男に話かけていた。


「見ねえ顔だな」「だな。」「見ねえ顔は嫌いじゃねえな」「な。」




「ふんふん、なるほど、急に?気づいたらそこに?ふんふん、、、ルーララーありがとうございます。では私は急ぎの様ができたのでこれで、、、いつか詩を歌って差し上げましょう。またいつか。ルーララー。」


「待ってるぜ!あんちゃん!」「ぜ。」






・・・・・・。


「なるほど、、、話からするに、まず間違いなくその女の子は、、、」
















異世界転生者だ。







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JKの詩 ありたま @ARITAMA1800

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