第68話 研修が始まります❤️(企業内高校生になるということ)

 今回は研修を時系列で語ってみましょう🎵  

 

 退社(卒業)する人が一段落する頃、新入生が入って来ます。

 専科も本科も4月から学校があるので、3月中に入社します。研修期間は2週間。時期はずらして行いましたが、専科が先か、本科が先か、すっかり忘れました。

 まあ、タイトルにもなっています、本科生(企業内高校生)で説明しましょう。

 春のある日、日本のあちこちから新入生がやって来ます。15歳です。さすがに『勝手に行け』とはならなくて、駐在員(採用担当)が引率してまいります。

 地域によっては10人くらいまとめて来るので(福島県とか多かった…)、なかなか壮観。

 全員学校の制服(黒地でレトロ可愛かった)で、すぐ着崩すのに、『なんで⁉️』と思ったら、『制服で入寮しなさい』との説明文があったらしい。

 知らなくてごめん🙏

 各地から来るので、到着時間はまちまちとなります。

 だから初日の仕事は、自分の研修部屋に行って荷物の整理です。事前に送った段ボールは指定の部屋に入っています。

 どうせ2週間後にまた引っ越しだから、荷物は最低限しか出さないことと、南極探検隊的注意を聞きながらです(宇宙よりも遠い場所)。

 こうして出来た研修寮には、部屋長さんが付きます。本科卒業後も会社に残った先輩で、彼女らの指導で食堂でご飯を食べたり、風呂に入ったり、購買で洗濯紐を買ったりします。

 人生初、自分のものは自分で洗う日々です。ハンガーとか含め、まずは必要経費です。

 会社の敷地に入れば『やれやれだ』と思った方❗

 まだまだこれからなんですよ。

 入社を家から出る口実ととらえ、頑張る気持ちがなにもない寮生は…

 寮出します。初日だからとか関係ない。数日中にはピョンして行きます。

 あとは、意識を失う系の病気を隠して入社した子は、緊張感から初日にバレます。てんかん発作を起こして寮内パニック🌀😱

 工場なので、意識を失う系は危険すぎて入社をお断りしてました。

 内緒で来てしまった…

 送り出す方にも切羽詰まった何かがあるのでしょうが、こればかりは危険です。

 私がいた間に1度あったなぁ。

 こうして初日が過ぎていきます。

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