第66話 電休日

 『でんきゅうび』と読みます。

 普通に変換したら『電球日』になった。そりゃそうか。

 当時…東日本大震災はまだまだ先の1990年代後半も、夏はやっぱり暑いですし、電力がひっ迫いたします。

 工場を稼働すれば電気を使うし、普通にウイークデーはお仕事で日曜日は休んでと拘ったら、ぶっちゃけ電気料金が高くつくわけです。

 で、企業内高校も外部の学校も夏休みである8月は、変則的な勤務体制になります。

 これがつまり『電休日』です。

 8月だけはお休みがウイークデーになるわけです。

 間に盆休みも入るから数回ですが、例えば毎週『水曜日』が休日となる。

 となれば、『火曜日』が通常の土曜日扱いで…

 あー、頭がこんがらがる‼

 まあ、特殊なサマータイムですね、時間がズレるわけじゃないけど。

 常にだと、変則勤務×変則勤務できっとブチ切れる人続出だろうけど…

 まあまあ、風物詩として受け入れられておりました。

 今の節電の走りです。

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