第57話 通学バスの手配もします

 さて、本日は専科生のお話を。

 高卒で入社した女子寮生は、大抵どこか外部の学校に通います。

 夜間の短大に通い、昼間は働くのが昼専(丙番)。

 甲番と呼ばれる週交代勤務(ある週は0600から1400勤務、翌週は1400から2200勤務)をしながら、働かないほうの時間で情報専門学校に通う寮生。

 乙番で週交代勤務をしながら、調理学校に通う寮生がいます。

 学校に通わせるのを条件で採用するので、通学バスは会社が出します。

 外部の運輸業者と契約していて、このバスの予定を組むのが教務の仕事です。

 なんかもう…

 帰省の時期はJRの出張所だし、これはこれで旅行会社のOL気分だし。

 まあ、何でも屋ですよ。

 ただ、この仕事結構めんどくさいです。

 短大コースが1番楽で、毎日同じ時間で月曜から金曜、バスを手配すればいいはずが時々休講とかある。ちゃんと教務にも教えてくれればいいのですが、休講という事実に浮かれているから連絡をくれず、バスは行っても生徒がいないとか言う事態になる。

 年間契約だから料金が発生するわけでもないですけど、申し訳な過ぎる事態でした。

 これが週交代の情報と調理行きのバスはもっと面倒で、夏休みや冬休みにはタイミングが狂います。単に週交代で時間を変えればいいということもないんですよ。

 そして休講、無連絡のパターン、こっちでもしょっちゅうありました。

 バスの運転手さんに謝り倒すのはこっちなんで…

 今現在のすれっからしの私なら、『ラッキー♡今日は俺も休講♡』とばかり、本音は喜んでくれたのではと思いますが…

 いや、申し訳なかったm(_ _)m

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