第40話 茶道室の正しくない使用法

 企業内高校には…と言うより、『工場には』が正しいな、門の横に茶道室という名の小さめ一戸建てがあります。

 いやぁ、こうして思い出すと、工場内に建物多いわぁ。以前書きだした時よりボロボロ増えてく。洋裁を教えていた建物も、元は学校だったとわかるレベルの建物だったし。

 で、この茶道室で週1回、部活としての茶道を教えておりました、80代のおばあさん先生が。

 まあ、この使用法は正しいです。

 で、トイレも付いた建物なんで、ここに来客も泊めていました。

 駐在員が来た。

 寮生の親御さんが見学に来た(ごく稀にありました)。

 で、設備も整っていて、守衛さんが24時間常駐している門にも近い茶道室。

 まあまあ、名称とはそぐわないけど、この使用法もありでしょう。

 ただ、最後の1つが、ね…

 問題行動を起こして辞めさせられる寮生の、一時隔離室で使ってましたよ、田舎に帰るまでの。

 これも表現がおかしいですが、晴れ晴れとした前向きな気持ちで辞めるならよいのですが。

 寮は他人との距離が近いです。

 どうしても影響しあいます。

 たまにはシン〇ーとかで辞めるケースもあります。

 いろいろヤバいです。

 退社までの数日を過ごしてもらう場所としても使用された茶道室…

 お茶の先生、知らなかっただろうな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る