第2話 学校にて《一時間目》

「はぁー」

間に合った...

「って一時間目から英語?!」

あーー宿題やってなかったー

「よし、一組の友達に借りよう!!」

ホームルームが終わると、すぐに走って一組に行く。

「おねがいしますっ!ノート貸して!!」

「ゆんちゃん、さてはやってきてないんでしょ?」

「うっ」

「はい、良いよ」

助かった...

「ありがとー」

クラスに戻って席につく。

私の席は一番後ろの窓側の席。

先生にも見つかんないし、内職出来る!

ノートを開くと、『後で英語の宿題教えてね♡』と書いたメモが挟まっていた。

「内職のためかよー」

うわっ、先生が来た...

でも一時間目って内職出来ないから、つまんない。

じゃあ、人間観察開始っ!

「bush、これは背の低い木...まあ茂みですね」

ブッシュって聞くと、ジョージ・ウォーカー・ブッシュこと、

アメリカの第43代・46代大統領が思い浮かぶw

突然先生が、「あれっ?画面が消えちゃった...」と言った。

先生がプロジェクターをいじってる間、数人が内職してるのが見えた。

「次は理科、実験だー!」

そう思って時計を見たのと同時にチャイムが鳴った。

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