第2話 頼られる誇りと削れる精神

頼られることに誇りを持とう。



大丈夫、平気

言い聞かせないと心が維持できない

大好きで尊敬もしているあなたたちだから


仲たがいしているのは見たくない


どうすればみんな仲良くなるの?


悩んで出した結論は


私がにくまれ役を演じればいい。


私はリーダー

偽りの仮面をつけた優等生


周りの望むことを力の限り



まだ足りない

どれほど努力すればあなたたちの水準に届くの?



力を尽くしても人は去っていく



そうして一人置いていかれて


周りの人の踏み台になりました。

それが私の役割


誰もが気がつかないままに

感謝も尊敬もうけられず


嘲られることでしょう。


あの人たちは笑います。

綺麗に、幸せそうに


その中に私はいません。

入ることすら禁じられたのです。




なぜならそこはあなたたちの憩いの場


愚痴をいうだけならば楽でしょう。


義務も責任も感じなかったら

仲間でいられたでしょうに




今となっては戻れない

私は誰に笑えばいいの?


居場所をなくした私は永遠に彷徨う。

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