2022年を振り返りたい

 すっかり寒くなってきた12月の後半、私はなんとなく今年1年のことを思い出していた。主にボカロ、けもフレ、モータースポーツを主な活動範囲としてきたが、今年のこの3分野はとんでもなく面白かったと私は感じている。正直色々なことがありすぎて本当に1年間の出来事なのか怪しく思っている。そんな2022年にあった出来事を、それぞれの視点から振り返ってみたい。


・VOCALOID

 まず1月末にゲーム『プロジェクトセカイ』のライブである、「プロジェクトセカイ カラフルライブ 1st-Link-」が行われた。例のウイルスが猛威を振るうなか開催されたが、内容はこれ以上ないくらい満足のいくものであった。詳しくは私のレポに書いたのでぜひ読んでほしい(宣伝)。

レポ:https://kakuyomu.jp/works/16816927860445102475

 ちなみに、この感想レポだが、継続的に閲覧してもらっているらしく、現段階(12月19日段階)で400pvを達成していた。感謝の気持ちでいっぱいである。2023年には2回目のライブとなる「プロジェクトセカイ カラフルライブ 2nd -Will-」が開催される予定であり、これからのプロセカの躍進に期待したい。

 ライブの話では、7月には豊洲pitで開催された「鏡音リン・鏡音レン Happy 14th Birthday Party 『Two You』」も忘れてはいけない。鏡音オンリーで行われたライブは、いつもの曲でも新鮮な気持ちで聴くことができた。幕張メッセのような大きな会場でなく、ライブハウスという空間でリンレンを堪能することができたことは、今年参加したイベントの中でも印象に残っている。

レポ:https://kakuyomu.jp/works/16817139556539884832

 そして、ライブイベントの話題で外せないのが、9月に行われた「初音ミク マジカルミライ10th Anniversary」だろう。10回目の記念すべき年となった今年は歴代トップクラスに盛り上がりを見せた。特にライブでは、歴代マジカルミライのテーマ曲を全て演奏するという超豪華な演出を見せ、さらには『Blessing』で6人全員がステージで歌うということまで達成した。ライブ参加中の私はずっと大泣きしており、終演後は完全に放心状態にあった。この「マジミラ10th」は2022年のハイライトの1つと言って間違いないだろう。

レポ:https://kakuyomu.jp/works/16817139558519770405

 ここまでライブの話をしてきたが、ボカロの話題としては、数々の投稿祭を外すことはできないだろう。春と秋に行われた「ボカコレ」、夏に行われた匿名投稿祭の「無色透名祭」、そしてユーザー有志による投稿祭も今年は相次いで行われた。全ての投稿祭をチェックしたわけではないが、膨大な楽曲が投稿され、運命的な出会いをした曲もたくさんある。ボカロシーンに激震を走らせた曲、大いに笑わせてくれた曲、有名なPが書いた曲、今年デビューした新人Pが書いた曲、理由があって削除された曲、それら全てが今年のボカロを作り上げた主人公たちだったと感じている。

 もう一つ、私のボカロ習慣を大きく変えた存在として「Kiite Cafe」というサービスの話がしたい。前にも少し書いたが、このサービスでは自分の好きな楽曲を布教する一方、他のユーザーが好きな楽曲を知ることができるという大変面白い活動ができる。特に今年の後半戦はこのCafeで曲を聴くことが増え、自分の知らない曲をたくさん知ることができた。

 最後に、今年はCafeで出会った人や、様々な企画を運営し盛り上げていった人など、様々なボカロファンとほんの少し交流ができたなと感じている。こんな私に付き合ってくれる皆さんには感謝してもしきれない。どうかこれからも仲良くしてくれると幸いである。本当にありがとう…


・けものフレンズ

 現在のけものフレンズはアプリ『けものフレンズ3』や、バーチャルYouTuberプロジェクトである『けものフレンズVぷろじぇくと』などを中心に活動している。フレンズの活躍は今も様々な形で続いている。

 今年3周年を迎えたアプリ『けもフレ3』では、メインストーリーのシーズン2がついに完結した。ここで語ってしまうとネタバレの回避ができなくなるので深くは触れないが、初代アプリゲームであった『けものフレンズ』(ネクソンから配信されていた)のストーリーをはじめ、これまでのけもフレの要素を盛り込んだ重厚感あるストーリーを楽しむことができた。この『けもフレ3』では、シーズン3の制作も決定しており、すでにプロローグである第0章が配信されている。なにやら新たなキャラクターも増えるらしく、今後のストーリーが楽しみである。

 一方、バーチャルYouTuberによる配信活動を行っている『けもV』も大きな動きのあった1年になった。まず外せない話題として、2021年のプロジェクト開始から『けもV』を支え続けた、ケープペンギン、通称ケープ(ケプ子)が今年の5月に、『けもV』から卒業した。アーティストになるという自身の夢のために卒業を決心したケープを全力で見送るイベント「ケープお別れ会」もオンラインで開催され、たくさんのファンとフレンズに見送られる形で卒業をした。愛嬌のあるフレンズとして知られ、多くのファンがいただけに非常に大きなニュースとなったが、最後まで笑顔で明るく過ごさせてくれたのは、ケープの人柄(ペンギン柄?)のおかげかもしれない。

 その一方で、『けもV』には新たなフレンズが加入した。ケープ卒業直後には、新たなメンバーとしてカラカルが、夏にはジェネット、ジョフロイネコ、ウサギコウモリ、ジャングルキャット、シマリスの5人のフレンズが一斉に加入し、『けもV』は10人の大所帯(ケープを入れると11人)のグループとなった。特に夏にデビューした5人は「けもレンジャー(通称:けもレン)」と呼ばれ、5人のコラボ配信も積極的に行っている。

 12月には『けもV』初の単独ライブイベント「けものフレンズV 1st LIVE」がオンラインで開催された。歴代けもフレ楽曲の歌唱はもちろん、クイズ企画など様々な形でファンを楽しませた。特にフンボルトペンギン(フルル)の歌った『やくそくのうた』は、ケープのお別れ会を思い出してしまって、画面の前で大泣きしてしまった。この「けもV LIVE」は今年のけもフレにおけるハイライトだったと個人的に感じている。

 『けもV』関係でもう一つ。2月に新宿で開催された「けものフレンズSHOP」で、けもVのシマハイイロギツネ(通称:シマハイちゃん)がロボットの身体を使って登場するというイベントが行われた。このロボットはシマハイロボと呼ばれ、ジャパリパークにいるシマハイちゃんと新宿に集まったファンがロボット越しに直接交流することができたらしい。私は参加できなかったが、現地に行ったファンからは良いコメントが届いていた。ついにフレンズと直接交流できる時代が来たのだ。

イベントの様子:https://youtu.be/uO-RV5hiN7I

 出会いと別れを繰り返しながら、けものフレンズはゆっくりと成長を遂げていっていることが、この1年の活動を追いかけていて思ったことである。色々なことがあったが、私はこれからもフレンズたちが生み出す輝きを追いかけ続けたいと心の底から願っている。つまりはこれからもどうかよろしくね。


・モータースポーツ

 2022年シーズンは2つのレースを現地観戦することができた。そのうちの1つが3月に行われたスーパー耐久の鈴鹿サーキット戦だ。まだ冷たい空気が残る鈴鹿サーキットだったが、5時間の長いレース時間だったが、S耐の特徴である多種多様なマシンをじっくり堪能することができ非常に満足だった。また、終盤にはトップ争いが激しいバトルとなり、耐久レースながらスプリントレース並の接近戦も展開された。

 もう一つ現地に向かったレースは、10月に行われたF1日本グランプリだ。3年ぶりに日本で開催されたF1だが、鈴鹿サーキットには大勢のファンが集結した。3日間の開催だったが、初日と最終日の決勝は雨という非常にきつい天候となった。しかしながら、現地で観るF1マシンは驚くほど速く、また迫力のある走りを見せてくれた。

 決勝レースでは雨やクラッシュの影響もあり、一時レース中断になるなどしたが、最大延長時間まで目一杯使ってレースが行われ、最終的に日本グランプリで2022年のチャンピオンが決まった。F1チャンピオン決定という特別な瞬間に居合わせることができたのは、今年のモタスポ人生の中でもトップで嬉しかった出来事である。

 また、現地にこそ行くことができなかったが、SUPER GTの第5戦では、我が推しチームであるグッドスマイルレーシングが久しぶりの優勝を果たした。配信で視聴していたが、最後の数周はもうひたすらに優勝を祈っていた。第4戦でタイヤトラブルに泣かされていたからこそ、余計に緊張していたとも思う。苦しいシーズンが続いていたが、今季はチームの力強さを感じることができたシーズンであり、来季に向けて良い流れが掴めているのではないかと感じる。

 その一方、今季のSUPER GTは荒れに荒れたシーズンであり、第2戦富士をはじめ大きなクラッシュが多発していたと感じている。熱いバトルは歓迎だが、あまりに危険なクラッシュが続くのは勘弁してほしい。来季はクリーンなレースが観られることを期待したい。


 以上のように、3つのカテゴリーから活動を振り返ってみた。出来事が多すぎる。ただ、どの活動も私にとって大切な思い出であり、これからの未来に想いを馳せることのできるものであったと思う。来年も同じように、いや今年以上に楽しませてくれるだろう。そのためにも、まずは自分のやらなきゃいけないことを少しずつ片付けていこう。

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私のダラダラエッセイなのさ なのさP @mitya_nanosa

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