フラワーパークアレンジランド
妃菜
第1話 フラワーパークアレンジランド
ここ、フラワーパークアレンジランドは各自で開かれているフラワーショップなどが開いているお店を出してもいい区域。
私は、フラワーパークアレンジランドの1店舗開いている『桜 花菜 (さくら はなな)』16歳で『Rose Shop(ローズ ショップ)』っていっても薔薇だけ売ってるわけじゃないです。
たっくさんのお花で皆の幸せにしてあげたいと思いで開いたお店。
尚 「花菜!おはよう!」
花菜「尚!おはよう!
開店準備しなくって大丈夫なの?」
『花月 尚(はなつき なお)』花菜の幼なじみで小学生1年生からずーっと一緒にいる仲。
イケメンで優しいのに、彼女歴0。
尚「準備し終わって花菜の所にきたんだよ!」
準備するのは早いくせ…
片付けるのは遅いくせに…
尚「準備するの早いくせに片付けるのは遅いくせにとも思ってるんだろ!」
花菜「べ、別に~?そんなこと思うわけないじゃん」
尚とは、ずーっと一緒にいるからなんでも分かってしまってる。
私の彼氏やったらヨシヨシしてあげるのにな…
花菜「よっし!花菜も準備終えたし!緑と三葉のところ行こ!」
緑・三葉「もう来てますよ~」
花菜「…?!」
『佐久間 緑(さくま みどり)』と『笹木 三葉(ささき みつば)』と尚と同じくらいの幼なじみでずーっと一緒にいるから仲。
三葉「尚と花菜のイチャラブしてる所をずーっと見ていたんですよぉ」
尚・花菜「べ、別にイチャラブしてませんっ!」
尚と花菜は、付き合ってるんじゃないかっていう噂が未だに消えない。
2人は美男美女。
緑「俺は、2人が付き合ってもおかしくないって思ってるけどなぁ!さてと、開店時間出し戻るわ!三葉戻るぞ!」
三葉「うん!」
尚も一緒に自分のお店に帰っていった。
カラ~ン カラ~ン
アナウス「フラワーパークアレンジランド開店です!各自フラワーショップもってる皆さんは明るく笑顔でやっていきましょう!」
よーし!!頑張ろ!!
シャランシャラン~
花菜「いらっしゃいませ!ローズ ショップにようこそいっらしゃいました」
お客さんが朝から来てくれた!
お客さんA「すいません。今日記念日で今からオシャレなレストランでお祝いするんですけど花束を作ってくれませんか?」
花菜「記念日なんですね!おめでとうございます!彼女さんはどのようなお花が好みとかありますか?」
お客さんA「う~ん。お花の好み聞いたことなくって…」
花菜「でしたら!このかすみ草と赤い薔薇はどうでしょうか!この赤い薔薇にはラメが入っててオシャレだと思いますよ!」
お客さんA「それでお願いします!」
花菜「かしこまりした!お代の方は作り終わったらでいいので店内でごゆっくり見て回ってください!」
15分後•••
花菜「お待たせました。こちらの感じでよろしいでしょうか?」
お客さんA「めっちゃ綺麗ですね!ありがとうございます!」
花菜「3000円になります!」
シャランシャラン
花菜「いい一日をお過ごしください!ありがとうございます!」
尚「…」
花菜「尚!お店は!」
尚「お前すげぇな。彼女の花の好みも分からなかったのにオススメできるのがすごいわ」
花菜「だいたい!かすみ草はほんわかしてて女性の方に人気なんだよね!」
シャランシャラン
花菜「ごめん、尚。お客さん来たから待ってて。いっらしゃいませ!」
お客さんB「このガーベラの鉢ください!」
花菜「こちらですね!かしこまりました!プレゼント用ですか?ご自宅用ですか?」
お客さんB「ご自宅用です!」
花菜「かしこまりました。800円です」
シャランシャラン
お店のドアに『休憩中』小さい看板を引っ掛けた。
花菜「尚!お店はどうしたの!」
尚「…。」
勘づいた私は…優しく抱きしめた。
花菜「大丈夫。大丈夫だよ。尚はやれば出来る人だから私は分かってるよ。」
尚「え?」
花菜「お花のこと分からなかったから…お客さんに帰られたんでしょ。」
なんで何も言ってないのにわかった…
花菜「全くー。長年ずーっと一緒にいる仲だよ?わかるに決まってるよ。」
私はなおに1輪のガーベラを渡した。
尚「俺の好きなお花。」
花菜「尚はガーベラみたら笑顔になるの知ってるんだからね!これ持って帰って飾りな。」
尚「おう!ありがとう!また、閉店後な!」
尚は自分のお店へ帰っていった。
17時 -閉店の時間-
尚・三葉・緑「花菜!帰ろ!」
戸締りできたおけ。
警備員「桜さん!昼間来てたお客さんがあなたにお会いしたいってことで連れてきました」
花菜「あ、昼間の記念日の花束買ってくださっ方ですね!お隣の方彼女さんですよ!」
お客さんA「昼間はありがとうございました。彼女も喜んでいただいてほんとに嬉しかったです」
お客さんA 彼女「ありがとうございます。こんなにも可愛くってオシャレな花束貰えるなんて思っていませんでした。大事にさせていただきます。このお礼を私も言いたくってこのために止めてしまいすいません。」
お客さんA「では、失礼します」
花菜「いいえ!わざわざありがとうございます。またいらっしゃってくださ!お待ちしております!」
三葉「花菜やっぱりプロだね!」
緑と尚頷いていた。
花菜「…」
緑「泣いてるの?」
三葉「花菜…。いい事できてるのが本当にすごいわ。」
尚「いいことしたんだよ!」
皆で花菜を囲むように抱きしめた。
皆の優しさがほんとに嬉しかった。
尚「俺花菜のことをおくるわ。」
三葉「私も着いていく。」
緑「じゃぁおれも!」
結局皆花菜を送ることにした。
歩いて 20分-
花菜「皆送ってくれてありがとう。泣いたりしてごめんね。また明後日ね!」
尚「明日花菜お店開くでしょ?」
三葉「あ、鎮紅(しずく)とデート?」
『天宮 鎮紅 (あめみや しずく)』17歳 高校2年生
私達とは中学に知り合い微妙な仲だったけど。
花菜と鎮紅だけは仲良しだった。
花菜は思いっきり否定したり
花菜「鎮紅先輩は私なんか彼女似するわけないよ!もーっと美人の人と付き合ってるよ!明日は映画に行くだけ!」
緑「もし告白されたらどーするんだよ!」
花菜「そりゃ…振るに決まってる!」
緑変な事聞いてこないでよ…
花菜「だから!皆私いなくってもお花屋さん頑張って!またね」
花菜は家に入った。
緑「尚さ!花菜のこと好きなんだからさアピールしろよ!」
尚「俺なんか…鎮紅先輩に叶わないよ」
花菜の家の前で話してたから盗み聞きしていた。
三葉「鎮紅先輩は、花菜のこと好きなんだよ。明日遊ぶこと鎮紅先輩から聞いて告白するって言ってたよ」
その場が冷たい風が流れる。
緑「はぁっ?!告白?!」
尚「…」
緑「尚!お前!あいつが鎮紅先輩に取られてもいいのかよっ!!!!」
尚「花菜と鎮紅先輩両思いだろうから…取らてもいいさぁ…。」
3人は歩き始めた。
え、、鎮紅先輩が私の事…好き?!
三葉「私こっちだからまたね」
皆分かれ道でバイバイした。
鎮紅「三葉!」
三葉「鎮紅先輩」
鎮紅先輩と公園のベンチに座った
三葉「明日花菜のことたのしませてあげてくださいね!花菜は美人さんだからモテると思うので!」
鎮紅「うん!ありがとう」
その場がシーンとなる。
鎮紅「花菜今日どうだった?」
三葉「花菜は、ほんとにお客さんに頼まれたことをなんともこなしてしまうからいつか倒れるんじゃないかって心配で仕方ないです。」
鎮紅「相変わらずお客さんにも頼られてるんだね!優しいもんな。」
トルル…トルル…
三葉「お母さんから電話だ。もう帰らないと。」
鎮紅「ありがとうね!ごめんね!寄り道させちゃって」
鎮紅先輩と離れた。
次の日―
トコトコ
尚「花菜!」
…
緑「花菜!」
…
尚「花菜ってばっ!」
花菜「ん?なに?ごめん。」
緑「ずーっと俺たち呼んでたのに無視するんだから。」
なんかおかしい…。
鎮紅先輩と何かあったのかなぁ…。
花菜「尚…。緑…。」
尚と緑に抱きついた。
尚・緑「どうしたんだよ…」
花菜「鎮紅先輩が…引っ越すから一緒に来ないかって言われて…」
俺達はゆっくり花菜を離した。
尚「良かったじゃん!」
緑「うん!良かったやん!ずーっと鎮紅先輩が好きだったんだし花菜ならついて行くやろ!」
花菜が…鎮紅先輩と離れる…。
カランカラン
尚「三葉?!」
花菜「三葉…。」
三葉「花菜…。鎮紅先輩と行くの?」
花菜「うん。行くほうで考えてる。」
三葉「じゃ…花屋さんやめるの。花菜花屋さん好きだったのに。自分の夢諦めるわけ!鎮紅先輩はITの方の仕事なのにITやりたくないのにわざわざ花屋さんやめてまで好きなのは分かるけど。夢を諦めるなんて…。花菜あんなに頑張ってたじゃん。なんで…。」
花菜「三葉。花屋さんは諦めたわけじゃない。ITのお仕事してお金貯めて大きな花屋さんを建てるってことよ!諦めたわけじゃないよ。」
その場が暗い空気になる。
フラワーパークアレンジランド―
花菜「よーし!頑張るぞ!」
俺たちは花菜の花屋さんを見ていた…。
尚「…。」
緑「なんか明るいよな。あいつ…。」
三葉「だって…鎮紅先輩の元に行くからそりゃ明るいよ。」
トコトコ
鎮紅先輩「尚!緑!三葉!ひっさしぶり!」
3人そろって鎮紅先輩の方を見た。
三葉「鎮紅先輩…?!」
鎮紅先輩「悪いな。驚かせて。少しいいか?」
緑「聞きましたよ。引っ越すって。花菜も連れて行くって。」
鎮紅先輩「え?間のこと話すね。」
一昨日の夜┈
鎮紅先輩「ごめんな。呼び出してしまって。」
花菜「いいえ、気にしないでくださいよ!」
鎮紅先輩「ありがとう!この呼び出したのは花菜のことがずーっと気になっててさ付き合いたいなぁと思ったのとハワイの方でITの仕事が決まって花菜についてきて欲しいんだよね。」
私は急過ぎて何も言えなかった。
鎮紅先輩「急に言われて驚くよな。付き合ってもないのについてきてくれって言われたら困るもんな。」
花菜「いいえ、嬉しいお言葉ですが、私は先輩のことは好きです。大好きです。ですが、付き合ってもないのについていけないってことじゃなく…私には夢がありまして。花が好きなので一緒にはついていけないってことなんです。それに、私には三葉と尚と緑がいるから支えないとダメなんで一緒にはいけません。でも、これだけは言いたいです。決して鎮紅先輩のこと嫌いになった訳じゃないです。ほんとに大好きです。なので、ごめんなさい。先輩ハワイでいい人見つけて幸せになってください!この向日葵あげるので!明るくひまわりのような立派な人になってください!お幸せに!」
花菜は家に帰って行った…。
鎮紅先輩「俺は振られた!」
3人とも泣いていた。
尚「花菜がそんなことを…。」
鎮紅先輩「あいつは、付き合うより尚と緑と三葉のことを優先にした。だから、大事にしてあげて欲しい。やっぱり最後の最後まで優しい心持ってるんだよな。花菜は。」
三葉「でも!花菜は鎮紅先輩と付き合うって。」
尚が口を開いた。
尚「花菜は…三葉に心配かけたくなかったんだよ。鎮紅先輩のことが好きってことをわかってた三葉の前で付き合わなかったって言ったらショック受けるんじゃないかって。」
三葉「…。で、でも…」
背後から花菜の声がした。
花菜「こらっ!何してるんだっ!店番はどうしたの!」
三葉「花菜…ごめんなさい…。」
花菜は三葉の方をにこって笑った。
鎮紅先輩「花菜…話してしまった」
花菜「ありがとうございます。鎮紅先輩。自分から話すことが出来なかったので。伝えてくれて嬉しかったです。」
花菜は三葉の方へ寄り添った。
花菜「三葉は悪くない。私が悪いの。ごめんね。付き合ったって言ってしまって。」
尚と緑が泣いていた。
尚「俺らだって…。急に花菜が俺たちから離れるんじゃないかって心配で…。」
鎮紅先輩「まったく小学生か!」
花菜「いいえ、立派な大人ですよ!泣き虫なだけで尚も緑も三葉も本当に立派な大人です。鎮紅先輩色々とありがとうございました。明日お見送りいきますね!私…鎮紅先輩のこと好きになったこと後悔してませんのでっ!」
花菜は自分のお店へ行った。
(あれが花菜らしい姿。心優しい所に惹かれた俺もいる。)
続く
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