第4話 とりあえず街かな……。


おはようございます。

ルークです。


抱きつき魔ハギングウルフの解体(適当)をしていたら……そのまま朝を迎えました。


さて……どうしたものか……。

とりあえず、自活しないといけない………とりあえず………街まで行ってみるか?


先程討伐した抱きつき魔ハギングウルフの牙と魔石は無事に確保した。

毛皮はズタボロ……肉は火を起こせないので食べれない………。

捨てていく選択肢しかない……。


多分、それらが売れるはずだ……。

どう思う? ドラゴさん?


ドラゴさん……って誰?

僕の肩に乗っかったマンドラゴラさん………相棒です。


マン《ドラゴ》ラのドラゴさん。


カッコいい名前でしょ?

ドラゴさん本人も気に入っている……はず……。


そんなドラゴさん……腕を上げて了承をしてくれた。

とりあえずえ……一番近い街まで……馬車で3日〜4日。

僕の足だと10日くらいだろうか……。


とりあえず、頑張って街に向かい歩き出す。


▼▼▼


街道沿いに進む。

日が暮れ始め、早めに野営の準備をする……と言っても、何も準備するものはないので、寝床にする場所を探した………のだが、いい木が見つからなかった………。


森に入ればきっと昨晩と同じ大きさの木があるんだけど……流石にこの時間から森に入る勇気がない……。

仕方なく、街道と森の境……草が生えた場所で座り込む。

食べる物もないので……寝るしかやることがない。

明日は、木の実とかも探さないといけない……。


ふと、ドラゴさんへ視線を向ける……。

ドラゴさんは………僕から少し離れた所に……器用に地中へと埋まっていく。

へぇ……そうやって寝るんだ……っと、少し感心してしまった。


さて、今日の分の〝マンドラゴラ〟を召喚するかどうか……悩んだが、止めることにした。

昨日みたいにMPがなくなって‥‥眠くなった場合、木の上ではないから危険……と判断したからだ。

もったいない気がするが……安全には変えられない。

僕はそのまま横になると眠ることにしたのだった。



そのままウトウトとし始めた時、森の縁の草むらが大きく揺れる。

意識が覚醒し……急いで身体を起こす。


すると、3匹のパン屋ローラーゴブリンが草むらから出てきた。


僕は急いで立ち上がると、片手に鎌を構えた。

それを見て笑う3匹のパン屋ローラーゴブリン


手には最高級品と言われている|延棒(ローラ)が構えられていたのだった。



《備考》

・ローラーゴブリン

冒険者が付けた渾名は〝パン屋〟。森に一定数いる魔物。何故かパン作り用の|延棒(ローラー)を必ず持っている。何処で入手しているかは冒険者達の永遠の謎である。|延棒(ローラー)は、首都や都市の高級飲食店で重宝さている一品である。その為、出会った冒険者は嬉々として狩っていく。とてつも無く綺麗好きで、1日に何度も水浴びや風呂に入る。各都市にいる冒険者より綺麗。



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※こちらもよろしくお願いします。


それ行け! 僕らのトレント団!!〜某国王子がもらったスキルは〝植林〟でした。まぁ、普通に追放だよね(笑)〜


https://kakuyomu.jp/works/16816700427598285266




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