どうということのない台詞集(男性)
※ 既存作から抜き出し及び改変したもの。
1
「はい、わかりますか? まずはお互いの名前からいきましょう。私はユベニー・セレーラン。ユ、ベ、ニー・セ、レー、ラン。この診療所の医者です」
2
「ほいそこの嬢ちゃん、見ない顔だ。お山の先生んとこに新しい子が入ったと聞いたが、あんたがそのお弟子さんかね?」
3
「僕たちはね、メリー。とてもとても大きな
4
「明日は休みです。我々は、交代制で動けるほどの人数は、ええ、とてもありませんからねぇ無理は禁物です。特に非常時にはね。今後の事は私と課長とで打ち合わせますが、月曜日からも基本的には通常業務です。ああ、ただし、市役所からの要請があればですね、そちらに優先して人の割り当てを行いますので
5
「どうした? こんな真っ暗な中に、小さな子が出歩くもんじゃないぞ」
6
「君は……奇遇だな、記念公園にいた子じゃないか? こんなところでどうした?」
7
「怖い夢ぇ? あー、まぁ、みないね。35越えたらあんまり夢も見なくなった」
8
「キッシュを焼いたんだよ。ジャガ芋と玉ねぎのキッシュ。お前好きだったろ?」
9
「いいか嬢ちゃん。こいつが鉛筆ってもんだ。真ん中の、この『芯』ってヤツで絵だの字だのをかく」
10
「外からの人もけっこう
11
「親父、帰ったよ」
12
「へえ。これってあれだろ? 干すやつだろ? ジャムとか作るやつだろ? 練り込んでビスケット焼くやつだろ?」
13
「お次、43番のかた、中どうぞ」
14
ウォシュレットとかシャワートイレとかそういうのすげえなって思ってるけど、それはそうと「止」ボタンがきかなくて、おれは少しあわてた。
有給とってセッティングした映画デートで、やって来ましたショッピングモール最上階のシネコン。デートは遥はるかちゃん(みっつ年下。かわいい)の就活完了祝いも兼ねていて、ところが座席に着くなりトイレの予兆が来ちゃったもので男子トイレへ。そんな状況だから〝No More 映画泥棒〟までには戻りたい。
こうしている間にも過ぎる時間、洗われる尻。
コンセントはどこだと便座の後ろに目をやったけど、電源落としたら流せなくなるかもって気が付いた。あぶないあぶない。まだ時間はある。落ち着いてひとつひとつ進めよう。壁の操作パネルで「大」スイッチをカチッとしたら視界に入った、宙に浮く女の子の生首。
15
「恋人がいるとな、いい人間になれるような気がするんだ。
昨日よりもいい人間になろうって思えるんだ。そうしたら、喜んでもらえるんじゃないかとかさ。それに、いままでできなかったことでも、できるようになるんじゃないかってなるんだ。それまで興味が無かったことでも、遥が好きそうなものが急に眼に入って来たりするんだよ。ぜんぜん、それまで知らなかった色とか、味とか、匂いが分かるようになるんだ。とってもいいよ。恋人がいるのは」
16
「結婚してからいつの間にやら二年も経ってしまって、よし思い切って晴れ着を作ろう、贅沢しよう、って早起きしたんじゃないですか。寝ぼけてます?」
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