人生二度めはガチでいく
若者
第1話 拝啓、死にました
「はぁ、はぁ、はぁ」
目まぐるしく思う人混みの中を、男は走り続けていた。
早くしないと遅刻だ!
そう思いながら見慣れた景色の中1人疾走していった。
男の出勤時間は午前9時、それだと言うのに朝7時までネットゲームをしていたのだから当然といえば当然であるが、そんなことを言っていても仕方ないので、いまはとにかく遅刻しないように急いでいるのだ。
そして無事に駅に到着して電車がくるのを待っている。
この電車乗れば遅刻は大丈夫だな。
そう思いながら待っていると
ふいに背中を押されたような衝撃が走った。
背中を押されたのだから当然だ。
そのままホームから押し出された。
あまりにもな出来事に理解出来ず、だがすぐに空中で身体を捻り後ろを見る。
そこには手を伸ばしながら、にやけている少年がいた。
横には少し前まで乗ろうとしているた電車が来ている。
「あぁ、俺死んだな」
男はそう確信した。
だがすぐに怒りの念が湧いてきた。
何故俺が死ななければならない。
あの子に注意することすらできていないのに
ただその怒りもすぐに収まり、未練がどんどん出てくる。
彼女作りたかった、もっと趣味に華を咲かせたかった、ゲームし続けたかった、もっといい職につきたかった。
どんどん湧き上がってくる感情が死の恐怖と死ぬと言う事実を押し潰してくる。
あぁ
二度目は全部やってやる。
男はそう決意しながら死んでいった。
男の名前は平井裕斗、この物語の主人公である
読んでくださった皆様こんにちは、作者です。
まずはこの話を読んで下さりありがとうございます。
この話は元から執筆には興味があり、気軽に書いてみようと言う感じで書いてみた作品です。
なので投稿頻度は定まっておりません。
ご了承ください。
少しでもいいなと感じていただければ幸いです。
もっとこうした方がいい、ここはこうの方がいいと言う意見ありましたらお教えください。
これからもマイペースに投稿していきたいと思っておりますのでよろしくお願いたします。
それでは第二話で会いましょう
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