異世界でお菓子屋さんを始めました！

第6話 真澄への手紙(送った内容は？)

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※実際、3人が真澄に

　送った手紙の内容をご紹介！

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【新川緑】

真澄へ

お元気ですか？体の方は大丈夫ですか？

私たちは大丈夫です。とっても元気！

現在は、黒夜君とともに

パンドール王国にいます。

もちろん真澄もいます。

体の傷は真澄に関わった人達が

呪いや薬を使い治してくれました。

後は貴方が目を覚ますだけなので、

安心して、この世に戻ってきて下さい。

また、オキニス王子から話を聞きました。

お母さん、とても怒ってます。

なんで無理したの！

なんで母さんに頼らなかったの？

無理はしないって、

母さんとの約束だったでしょ！

だけど、何も出来なかった私自身に、

いちばん怒っています。

あの時、何もできなくて、

本当にごめんなさい。

もう、自分だけで問題解決しないで下さい。

解決する前に…いや動く前に！

まずは私や友人に一声かけて下さい。

これ母さんとの約束ね！

目を覚まし、ゆっくり休んでから

一緒に食事をしたり、旅行に行きましょう。

母さんより

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【黒夜】

あの世から手紙を送る事になるなんて、

不思議だね。

真澄、心配しないで

僕と緑は大丈夫。

とっても元気です。

妖怪ゆえ、傷の治りは早いので、

雛美火王子におった傷は、

完全に治りました。

もう、二足歩行で歩けるから、

安心してね！

それよりも、僕は真澄がとても心配です。

あの世ではお腹を空かせていませんか？

怪我をしていませんか？

人の為に無理するのは、

本当に緑にそっくりですね。

僕の力が雛美火王子に

及ばなかったばかりに、

こんな事になって…

守りきれなくて本当にごめん…

今、何もできないのが、

とても悔しくてもどかしい。

目を覚ましたら、真澄の事、

色々と聞かせてね。

僕、真澄にいっぱい話したい事が

あるんだ。

…お父さんだと思うのは、

いきなりで難しいかもしれない…

ううん、お父さんだと認めなくていい。

でも、せめてペットの狐として、

…僕の事、ほんの少し認めて

貰えたら…とても嬉しいです。

早く目覚めるのを待っています。

黒夜より

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【オキニス・ブランシェ】

真澄、自分が今大変な時なのに、

俺たちの心配だなんて、

貴方はとても優しいですね。

もっと貴方自身に気を遣って

欲しいです。

俺は大丈夫です。

怪我も病気もしていないので、

安心して下さい。

クモード王国は牡丹王国との亀裂はなく、

人々が平和に生活を送っています。

牡丹王国の方は復興作業が

始まりました。少しずつ元の生活に

戻りつつあります。

この付箋で軽く、真澄と関わりが深い、

ヨーグルさん一家とピンキーさんの

近状について記します。

ヨーグルさん一家は、

乳製品の種類を増やし、

販売を広げています。

ダークさんも城関係のお仕事を引退して、

ヨーグルさんを支えています。

３人の子供達も元気です。

最近ではダージリンさんと

ココレットちゃんが良い雰囲気に

なってますよ。

(本人たちはお互い気づいていない

様ですが…)

ピンキーさんは妊娠しました。

とてもビックリですよね。

俺も驚きました。

父親はあのシリンヌ王子です。

彼がピンキーさんの妊娠を言い当てました。

その為、彼女はすぐに、

役所のお仕事をお休みにして

ラピスラズリの森で療養しています。

…2人にお会いした際、

真澄の事をとても心配していましたよ。

(2人には牡丹王国でお菓子の試練を

受けてると伝えました。)

早く会いたいと、お茶やお菓子作りが

したいと言っていました。

俺も貴方に早く会いたいです。

貴方の声を聞きたい、

黒曜石に煌めく瞳を見たい、

ぎゅっと抱きしめたいです。

目が覚めたら、

貴方に受け取って欲しい物が

あります。

逃げないで覚悟して下さいね。

貴方の事、誰よりも愛しています。

オキニスより

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