8/13 鬱くんバイバイと現状分析
8月13日。お盆休み4日目。今日はいくらか安定している。
ひとつ。クレカの分割手続きができたこと。
ひとつ。助けを求められる人や機関に片っ端から泣きついて、知恵を借り、どうにか破産は免れそうなこと。
緊急小口資金やら役所の障害福祉課へのヘルプやら、知恵はあるところにはあるものである。金曜の夜に役所にメールを送ってしまったせいで、対応はまだまだ先になりそうだけれど、右も左もわからない状態から脱したからか、精神状態はいくぶんかマシになっている。
何かしていないとまた鬱くんがやってきそうだったので、申請書類を書き終えたあとは、鬱くん払いのためにひたすら動画の作業をしていた。アニメーションのトレスはしんどいけれど、少しずつでもできていくのは楽しい。
というわけで、まだ危機的状況にあることは変わりなく、向こう数カ月は爪に火を灯すことが決まったけれど、どうにか未来が見えて安心している次第。
なぜこんなことになったのか、冷えて多少マシになった頭で、少しだけ冷静に考えてみる。躁とADHD特性の掛け算が爆発的な散財をもたらしたのはこの間記した通りだが、他にもいくつか原因がある気がする。
まず、学生時代に節約をほとんどできていなかったこと。当時は目の前にやることが山積みだったり、精神的に余裕がなかったりで、スーパーでモノを買って自炊をして節約、ということがままならなかった。2年次までは授業の履修が多く、サークル活動も活発にあり、3年次からは演習の授業と就活と、4年次からは加えて卒論。その間常にバイト。その上去年の10月ごろから換気扇が壊れて、自炊をしたくてもろくに火を使えないというありさまだった。
そんな事態でも知恵を絞ればいくらでも節約はできる、というのは正論。だけれど、なまじっかバイト代と奨学金で金銭的にいくらかゆとりがあったので、危機感がなかった。ほど近くにコンビニがあるという誘惑も大きい。忙しい時、鬱で動けない時なんかは、出前をとることもしばしば。とりあえずごはんをたべる、というタスクを、なりふり構わずこなすことしか頭になかった。
そうしてどうにか卒業まで食いつないだわけだが、それから休業。正社員としてきちんと入社する前だったので、休業に伴い傷病手当も使えず、貯金を切り崩し離島へ。それから免許やら引っ越しやら、でかい出費が重なる。
もうひとつ。私にはストレスが溜まると散財する悪癖がある。引っ越し前くらいから控えてはいるものの、本屋さんに行って両手に抱えきれる限界まで本を買う、ということを定期的にやっていた。買い物をストレス発散にしてしまったことは、敗因として大きい。
思えば今回も、大きい鬱で何もできない時期や、引っ越しのゴタゴタした時期が明けての、「自分へのご褒美」的な散財だった、気がする。
これからどうしていくべきか。まず、散財以外に大きなストレスの発散先を見つけること。むやみな出費を控えるように衝動をコントロールすること。お金に限った話ではないが、計画を立てることが苦手らしいとわかったので、それを手伝ってくれるしかるべき場所に頼るか、苦手なりに大雑把でも財政計画を立てること。
あとは、むやみにお金で解決しようとするのをやめる。自尊心の低さが影響しているのか、何かを手伝ってもらったとき、あるいは祝い事など、私はやたら他人にお金を使う癖がある。何かを与えることでしか自分の好感度を保てない気がする。何かを受け取るだけでいるのは申し訳ない気がして、それを目に見える形で返そうとする。ダメ男に貢ぐ女のテンプレみたいな行動。
そういうのをやめたら、いくらかマシになるのかもしれない。結局は自尊心の回復も必要となる。鬱の時には「自分なんかにお金を使ってはいけない気がする」と、ご飯すら買えない状態になることもある。それもたぶん、自尊心の低さ。その反動で散財をしてしまうのだからやりきれない。
結局、こころにゆとりを作って、今の自分だけでなく未来の自分も大事にして、うまくやりくりする方法を探していくしかないらしい。ほとんど手探りでの作業になるが、少しずつでも自分の特性を知っておくしかない。
まだ根本的な解決はしていない中でアレだが、ここで痛い目をみていてよかったのかもしれない、と思う。
にしても、自尊心の回復ってどうすればいいんだろうか。
こんなでかいピンチを作ったばっかりだし、しばらくは自分を許せそうにないからなあ……。
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