第7話 転生してから初めての誕生日

 「「お誕生日おめでとうレフェク!!」」


「ママ、パパ、ありあとー」


 今日は、俺が転生してからちょうど1年、つまり俺の誕生日だ。そして、一年360日だということもわかった。産まれてから毎日日付を数えていたからな。記憶力強化様々だぜ。そんなこんなあって魔力も上がったし、スキルと称号も増えた。それでは、ステータスオープン!!


ステータス

マーティン・レフェク 1歳 男


職業:無し


能力値

・魔力F -


魔法:回復魔法


スキル・記憶力上昇

   ・魔法の才能

   ・武術の才能

   ・魔力操作

   ・ステータス表示

   ・鑑定

   ・可能性

   ・並列思考回路

   ・カウント(NEW)

   ・精密(知)(NEW)


称号・転生者

  ・美食家見習い(NEW)

  ・超幸運児(NEW)

  

 まず、魔力の方は魔果実を食べた上で魔力操作や回復魔法を使っていたから上がったのだと思う。


 次に、スキルの【カウント】と【精密(知)】の二つは生まれてから毎日日付を数えてた影響で手に入れたスキルだと思う。【精密(知)】は【記憶力強化】のおかげで手に入れたようなものだけど、普通だったら【精密(知)】を手に入れるのではなく、【記憶力強化】の熟練度が上がるはずなんだ。でも【記憶力強化】は熟練度がない、だから熟練度が上がったのではなく【精密(知)】を手に入れた、と言う謎の確信がある。


 だ け ど 、称号の【美食家】と【超幸運児】はどうして手に入れたかがわからない。鑑定さんよろしくー。


称号:美食家見習い

食材・料理の品質が少しわかりやすくなる。

詳細:様々な環境下の様々なランクの食材や料理を食べる事により習得。



称号:超幸運児

幸運値に補正がかかる

詳細:幼少期に魔果実を連日食べた事により習得。



 うん、【超幸運児】はまだ分かる。毎日一食は離乳食、もしくは、おやつとして魔果実が使われたものが出されたからね、【魔力操作】をやっているのがバレたときから。

 でも、美食家見習いはよくわからない。そもそもまだ前歯しかないから料理なんてやっと少しは食べられるようになったぐらいなのに。魔果実の離乳食のインパクトが強すぎて鑑定をしていなかったぜ。もしかしたら、いやもしかしたらではなく魔果実以外にもなんか色々やばいやつらが離乳食に使われていたのかもしれない(汗)。

 

「今日は、レフェクの誕生日だからな、いつもよりも少し豪華になってるぞ。」

「きゃー、スーくん、レフェクの顔驚きで可愛くなってるわよ。」


 父は腕を組み自慢げな顔をし、母は俺の髪が抜け落ちる勢いでなでなでしている。さすがに勢いっていうか力っていうか、とにかくもう少し優しく撫でてほしいところだけど、そこはどうでもいい。これのどこが少し豪華なんですか???か、鑑定。



ハイオークとナースの蒸し焼き ランクA +


コカトリスのオムライス ランスS -


ハイランスフィッシュとマンドラゴラ菜のソーテ ランクBプラス


魔果実のシェイク ランクS +


 

 もう明らかに強そうな魔物達が材料になっているんだけど……実はこの村って結構やばいところなのかな(汗)。


 その後、父母に祝われながら食事をしプレゼントに魔導書を貰いました……って魔導書ーーーー!!!!




_________________________________________


こんばんは、1日のPVが1000越えをして舞い上がっているminazukiです。ついこないだコロナにかかってしまい大変な目に遭いました。もう、全身が焼けるような熱さと痛みは感じたくありません。みなさいもコロナには十分気をつけてください。そして、これからの応援もよろしくお願いします。


               by minazuki



 

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