フォロー・ミー

進藤　進

時代を現代に置き換えようと思いましたが、その頃の風景をそのままリアルにお伝えしたくて修正しておりません。

この物語は25年前に私が初めて書いた小説です。

まだ勤めていた設計会社が舞台で、仕事も当時のことをなぞっています。

遠藤については少し誇張が入っていますが、物語の演出として御容赦願います。

「サブテーマ」として「働き方」をベースにしています。

当時は残業代が無制限に支給されることもあって、非常に効率の悪い仕事をする方が多かったです。

主人公の恵理子さんのように図面の修正を何回も繰り返されるストレスを抱えている方もかなりいらっしゃいました。

当時の仕事事情、とりわけ「建築設計」という職業をリアルに再現しておりますので、ぜひ、御一読ください。

それともう一つ。

古い映画ですが題名と同じ「フォロー・ミー」をイメージしております。

歌手のイルカさんも小田和正さんプロデュースで同じ題名の歌を作っていますので、御記憶のある方もいらっしゃるかもしれません。

小説の中に映画のストーリーも記載していますので、御興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか？

処女作ということもあり、かなり甘ったるい展開で赤面ものですが若い頃の僕の想いが少しでも伝われば幸いです。

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臨場感を味わっていただきたく、小説に登場するビルの写真を近況ノートにアップしました。

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