私だって愛したい! ヤンデレクール女子と彼女のW囁き 第4話

//場面転換、主人公は教室で独り、意気消沈している


○やぁ


○ふふ、そう無視しないでくれよ、傷つくじゃないか


○あれから君はどうしてるのかなって


○でも、彼女ももう作らずに1人でいるなんて……少しいたたまれないよ


○僕にだって人の心はあるよ? 好きだったとはいえ、君から彼女を奪ってしまったんだからね


○こうして様子を見に来たわけだけれど……


○おおっと、もう煽る気なんてないよ? むしろ、君に良い話を持ってきたんだ


○え? 要らない?


○んー、それは困ったなぁ……彼女にちょっぴり復讐できるといっても?


○なぁに、勿論酷いことをするわけじゃないよ?


○ただ、君をあんなに愛してたはずの彼女にちょっぴりだけ……ね?


○え? 彼氏である僕がそんなことをしていいのか?


○まぁまぁ、そんなこと、気にしなくて良いじゃないか……


//無声囁き

○それよりも、どうする? このままチャンスをなくすか、彼女にちょっとだけ分かって貰うか……


○うんうん♪ そうこなくっちゃね♪


○それじゃ、ついておいで?


//少し歩き


○ん、ここで良いね


○それじゃあ……♡


//壁に抑えつけ


○んっ! ふっ!


//以下、○甘く無声囁き


○ふふ、ダメだよ暴れちゃ……♡ これから君は僕のモノになるんだから♡


○どういうことかぁ? ふふ、そのままの意味だよぉ?


○恋人がいない今、僕が君の恋人になって、これからイチャイチャ甘々してぇ、僕だけのモノにするんだぁ♡


○これがぁ、僕からする、彼女への復讐♡


○ほらぁ、逃げちゃダァメ♡ 足の間、僕の長い脚差し込んじゃおっか♪


○ふふ……いきなりすぎて訳わかんない?


○でも、そんな君の表情も堪らないよぉ……♡


○え? そういう性癖じゃない?


○ん? あぁ、そっか……そういえばまだ言ってなかったね


○僕、実は女の子だよ


○ふふ、驚いた? まぁ驚くよね


○この学校ではイケメン男子として通ってるし、君の元カノさんも君も、今の今まで男だって思ってたんだもんね


○ふふ、君には気付いて欲しかったけど……まぁ、これは僕自身が望んでやったことだからね


○んっ……サラシも外しちゃおっか……ほら、僕にも胸、あるだろ?


○密着したら……んっ♪ ふふ……当たってるの、わかる?


○僕、意外と大きいからねぇ……サラシもぎゅって巻いてるからなんとかなってるけど……


○だから、僕と君が恋人同士になっても、君にも特に問題ないよね


○何? そもそも僕と恋人になるつもりなんかない?


○ふぅーん? そういうこと言うんだ?


○でも、僕の彼氏にするのはもう決めたことなんだ、もう変えられないよ


○この時をずっと待ってたんだ♡ 彼女は自分の意思で君との恋人関係を破棄して、円満に別れさせたところで僕が君の彼女の枠に収まる……


○こうして、君の体を抑えつけて、無理やり僕の彼氏にしちゃう瞬間をさぁ♡


○ふふ……そう簡単にはならない?


○そっかぁ……でも、僕は必ずそうさせるよ


○僕の彼氏になれぇ♡ 僕の彼氏になってぇ、甘々いちゃいちゃしちゃえ♡


○僕の彼氏になれば、もう誰かに彼女が寝取られることなんてなくなるよ? これから一生君と一緒♡ なんにも心配いらない、だって僕は君のモノだし、君は僕の物なんだから♡


○ふふ♪ どんどん力が抜けてきちゃったね……ずっと女の子に囁かれてると力、入らなくなるでしょ? んふふ、それが男の子なんだよ♪ 女の子に愛されちゃった男の子はぁ、攻められてると力が抜けて、女の子の物にされちゃうんだ♡


△き、来たよ……あ、あれ?


//○囁き止め


○ん? あれ、遅かったじゃないか、なにやってたんだい?


△え、あ、ぁ、ごめんなさい、色々準備しちゃって……


○あーぁ、そんなの無駄なのに……おかげで彼を骨抜きにしちゃったよ?


△え? な、なんで彼がここに……? っていうかその恰好……え、ぇ?


○訳わかんない? 今、彼と僕で愛し合ってるんだよ?


△えぇ? え、だってあなたは私の彼氏で……え、え? どういう、ことなの……?


○ふふ、つーまーりー、僕は彼の彼女になったってこと


△……は? え、だってあなたは……


○あーはいはい、僕は男じゃなくて女でした~、残念! 君は男の子が好きなのに、間違えて女の子に寝取られちゃってました~、しかも本気じゃない女の子に、ね?


△え、そ、そんな……イヤ、わけ、わかんない……


○わかんない? 僕の本当の狙いは彼♪ 君たちが早く別れてくれないかなぁって思ってたんだけど、意外と君がしぶとかったから、無理やり別れさせてやったんだよ……


//病み

○彼は僕と結ばれるはずなのに……君がベタベタベタベタ……冗談じゃない


○だから、復讐にまずは君を汚して……ふふ、彼を逆寝取りしたわけさ♡


//甘く無声囁き

○どうだったかなぁ? 僕に彼女を寝取られて呆然として、けどその直後に僕に逆寝取りされちゃった気分は♡


○ん? まだ逆寝取りなんかされてない?


○……ふふ、そうこなくっちゃ♪


○彼女は簡単に堕ちてくれたけど、君はやっぱりメインディッシュだからねぇ♡ 僕を楽しませてくれる程度には食べ応えが無いとね♪


○でも、あんまり抵抗されて逃げられたら困るから……ちょっぴり大人しくしててもらおっか?


△……彼をどうするつもり?


○ん? もう君には関係ないだろ? そこで大人しく見てなよ♪ 彼が僕のモノになる瞬間を♡


△イヤ、イヤ……! 返して! 私の彼氏、返してよ!


○それ、どっちに言ってるの?


//甘く無声囁き

○ねぇ、どっちのことかな? 僕? それとも君? んふふ、まぁどっちでもいいよね、僕たち、結ばれるんだからさ♡


△も、勿論、元カレの……!


○君が捨てたんじゃないか……まぁ、それを僕が拾って、僕の好きなように染めちゃうんだけどね……もう良いかな?


//甘く無声囁き

○じゃあ、僕のモノにしちゃうね……


△いや、イヤ……私の元に戻って! そいつを振り払って私のところに……!


//甘く無声囁き

○もう遅いよねぇ♡


//甘くキス

○ちゅっ……


△イヤ、イヤぁ……!


○ふふ……これで君はぁ


//甘く無声囁き

ぼ、く、の、モ、ノ♡

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