私だって愛したい! ヤンデレクール女子と彼女のW囁き 第2話

//場面転換、翌日の放課後


△……ぎゅ


△……何? 今日も普通に甘えてるだけだよ


△もう帰ろうって……ダメ、まだここにいて


△もう少し、こうしてたいの


△……ん? 昨日何を言われたのか?


△……別に、なんでもなかった


△だからなんでもないってば


△安心して? 全部丸く収めたから……うん


△だから、こうしていさせて? ……ぎゅってしたまま


△え……お家デート?


△あ、いや……ちょっと、都合が悪くって


△うん、ごめんね? 今度はちゃんと来れるようにするから


△……


△でも、そうだね……あなたともう一回お家デートしたいなぁ……


△……ねぇ、もっとぎゅって抱きしめて?


△いや、まだ帰りたくない……帰れない、の


△…………


//足音が近づき


△あ……


○やぁ♪ 昨日ぶりだね


△あ、あの……


○ん? どうかしたのかい?


△いや……なんでも、ないです


○そっか、それは良かった♪


○何か言いたくても、今は我慢だよ? ね?


△はい……


○よしよし♪ いい子だね


△……あの、もしかして……


○ん? あぁ、そのもしかしてだよ♪


△え、あ、あの……


○じゃあ、今日も少しだけ彼女さんを借りるね?


△……は、はい……


○あぁ、ほら


△ぁ……あ、あの、私、ちょっとだけ用事があるからさ、先に帰っててもらえる……? あんまり待たせちゃうと悪いから……


○……ほら、そういう訳だから、ね?


○大丈夫だって、ほんの少しだけお手伝いしてもらうだけだからさ?


△う、うん……そうなの、だから……先に帰ってて


○んふふ♪ じゃあいこっか?


△うん……

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