私だって愛したい! ヤンデレクール女子と彼女のW囁き

空上新奇

私だって愛したい! ヤンデレクール女子と彼女のW囁き 第1話

//お昼休み、教室のど真ん中で


//無声囁き

△んふふー♪ 好き♡ 好き♡ 滅茶苦茶~……大好き♡


△あなたも私のこと、好き?


△うんうんっ♡ ありがとっ、私もめっちゃ大好きっ♪


△んぅー? いいじゃーん、学校でイチャイチャしたって~


△こうした方が恋人って感じするし


△なーんかさーっ、最近、いちゃいちゃが足りない? 気がするんだよね


△えぇ? 私の気のせい?


△またまたぁ~、君もなんだかそう思うでしょ?


△前よりも、もっともっとぉ~って感じ


△それよりもさっ、周りなんか気にするよりも、私はこうやって過ごしてたほうがいいんだよねー


//抱き締め

△ふふっ♪ だからっ、ぎゅぅぅぅぅっ……


△はぁぁ……君の成分が足りないよぉ……もっと甘やかしてー? 私のこと、もっともっとぉ♡


○ねぇ、少しだけ良いかな?


△ふぇ?


○あぁ、お取込み中済まないけど、少し君に用事があって


△あの……なんですか?


○あぁ済まない、自己紹介が遅れたね


○僕は隣のクラスの……そういえばあまり面識は無かったよね、ごめんごめん


△まぁ、少しくらいは知ってますけど……かなりイケメンで女子に人気があるそうで?


○あはは、君もそう言ってくれるなんて嬉しいね


△でも、私、顔にキョーミありませんから


○ふふ、そのようだけど……まぁ良いよ、今日はそのお話をしに来たわけじゃないんだ


△なんです? さっさと済ませてくれませんか? 今忙しいので


○あはは、そのようだね……じゃあ、また改めて、君と二人きりでお話がしたいんだ


△……は? 嫌なんですけど


○凄く直情的ではっきりとした物言いだね、そういう女性は素敵だよ、魅力がある


△あなたに褒める権利なんてないんですけど?


○まぁまぁ、そうやって彼氏君以外をむやみやたらに煽るモノじゃないよ


△じゃあ帰ってください


○せっかちなのもいけないね……例えばそう、君たち2人の今後に関わることだとしたら?


△……何ですか、私たちにそんな障害はあり得ませんし、あったとしても絶対に乗り越えてみせますから


○んふふ、とっても力強い言葉だけど……聞いておかないと、後悔するよ?


○特に彼女さん、君のことなんだから


△……!


○まぁ、それでも聞かないというのならお好きにどうぞ……僕は言ったからね


△……待ってください、お話だけなら聞いてあげます


○本当かい? なら良かった、じゃあ今日の放課後、ここに来てくれるかな?


△……はい……ですけど、変な事はしませんからね


○勿論……僕からはそんなこと、一切しないよ


○あぁ、彼氏君、ごめんね? 彼女さんを独占しちゃって


○不安かな? でも安心してよ


○全部丸く収まるようになるんだからさ♪


○それじゃあ、また後でね? 愛しの君♪


△…………


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