第13話 流しそうめん

流しそうめんの代わりを頼まれた。竹の台はいい香りがして、水は冷たくて心地よい。つるり、つるりと仲間達が滑っていく。細長い龍や、透ける白魚。手足の長い人間や、毛並みのない何らかの生き物たち。快適に庭を回って、急に思い出す。これを食べるのは誰だろう。龍と数人で抜け出し、家に帰った。

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