第4話 滴る
彼女が和菓子になった。水の滴るような水饅頭だ。餡が透けて艶めかしい。一方自分はチーズケーキになった。ベランダに迷い込んだ魔法使いの飼い猫の、尻尾を踏みかけて驚かせた罰らしい。それにしてもお互い美味しそう。ケーキと饅頭は近づき、ぶつかり合った時、魔法が解け、二人は別々の人に戻った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます