僕のが読まれてるとか恥ずかしすぎる

創意工夫 

第1話 恥ずかしすぎる

(あ〜山田さん可愛い〜!!ああ〜好きっ!全てが好きっ!!特に胸、、いやそんなこと考えてしまうと僕がただの変態になってしまうのでは?、、、もしこの心の声が誰かに読まれていたとしたら、僕はヤバいやつじゃないか?、、、あああ〜いやだあああ〜死にたい〜〜〜!!)


心の中でこんなことを考えている、石川和樹いしかわかずき


「どうしようか、、、」


自由帳を開き絵を描く習慣、絵はそこそこうまい方 なのかなってくらいで下手と言われれば下手くらいのうまさだ。


何も考えないで山田さんのことだけを妄想している僕の脳内は、みんなから見てはどんな絵を描こうか迷っているように見えるはずだと思い、結局何にも描かないというループを無限に繰り返している。


(もし山田さんと、、、、な訳ないか、、、)


「石川くん?呼んだ?」


「へ?何にも?そもそも何も喋ってなかったけど、、、」


「あ、空耳だったかも、、?絵を描く時間取っちゃってごめんね。」


「あ、、、うん。」


(うあああああ、めっちゃ心臓バクバク言ってる!?耳赤くないかな大丈夫かな、、ああ、死にたい、恥ずかしすぎていっそのこともう死にたい、、、、、)


(でも応援されちゃったなぁ。がんばろ!)



そこから石川和樹の絵の猛特訓が始まった。




某動画サイトで絵の練習法を見て、ゲーム実況見て、好きなキャラクターの絵を描いて、しっくりこなくてページ破って、諦めてゲーム実況見た。


これも無限ループだ。




(よし!エナるんの絵がやっと描けた。あとは色を塗るだけだ。失敗しないようにしないと、、、)


背後から忍び寄る足音、、


「もしかしてそれってVの城代しろしろエナ!?」


「えっ!?山田さんも知ってるの!?」


「うん!!私、エナるんの大ファンなの!!」


「エナるん?もしかして、山田さんも古参だったんだ!?実は僕も古参で、、、あ、興奮しすぎちゃった、、」


{あ〜、勘違いされちゃったかな、、}


「えっ??山田さん?え??」


「ごめん!!!」




side:山田愛


(うわあああ、焦った、、、、間違ってテレパシーしちゃったよ、、、、)


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

僕のが読まれてるとか恥ずかしすぎる 創意工夫  @souikuhu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ