僕らの大学はFランク

羽弦トリス

第1話独り暮らしのスタート

神谷俊弘は九州から、関東の大学進学の為に、独り暮らしを始めた。

東武東上線で東松山で降り、東平でバスを降り徒歩で10分のレオパレスに暮らしている。

ホントに何もない所。ファミリーマートがあるだけ。大学は高坂が最寄り駅でそこから、スクールバスで通う。

3月の末に大学のキャンパスを下見に行った。

国際関係学部は4年間、高坂だが他の学部は1、2年生までここで、3、4年生は板橋のキャンパスになる。


今日から独り暮らしだと思うと、不安と楽しみの両方の思いがある。

出来るだけ自炊しようと心がけた。

駅付近には、イトーヨーカドーがあったので助かる。

また、パチンコ屋も5軒あり、いつかバイト代で行ってみたい気分だった。

電車で1時間かけて、高田馬場まで足をはこび、パチンコ必勝ガイドの建物を見たとき神谷は感動した。

さて、明日は入学式。青いシャツに紺色のネクタイ。

1999年の頃のお話し。

勉強よりも、バイトばかりして遊びまくる大学先生の始まりである。

神谷は人生がひっくり返る事をまだ知らない。

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