久里 琳さま
こんにちは。
最初の歌、句の頭に「あ音」が多いのが、リズム感を生み出すのと同時に明るい感じを生み出しているように思います。
またその中にぽつりと混じる「い音」、数少ないからこそ、配置の妙が際立ちますね「あじさゐのいろ」と「ゐ」に導かれて四句の頭の「い」がさっそうと現れるように感じました。
二つ目の歌、なぜでしょう、最初読んだとき、夏の海辺の真っ暗な夜空が思い浮かびました。「恋」と「呪い」も「oi」で呼応するのですね。恋と呪いは相性が良いのか?!
作者からの返信
応援ありがとうございます!
言葉の明るさについては私は意識が足りませんでした。言われてみれば、口を開放する「あ音」は明るい印象を与えるのかもしれませんね。
五・七だけに頼るのではなく、言葉の音や流れでもリズム感は出したいところで、特に上の歌では意識したので、そこを感じていただけたのであれば、うれしいです。
下の歌は、青空さえまっくらに感じてしまう心情を歌っているので、夜空が思い浮かばれたのであれば、歌にしっかりシンクロいただいたのだと思います(^^) 恋と呪い、、けっこう相性が良さそうですね。。
災厄に新年を迎えてしまった列島からこんなにも心鎮もる文化が生まれたんだなあ…って、なんだか救われた思いで拝読しました
作者からの返信
お越しいただき、ありがとうございます!
いたましいニュースの続く新年になってしまいましたね。自然に翻弄される列島だからこそゆたかな詩が育まれたのかもしれないなと、ふと思いました。
歌がいくらかでも慰藉になりましたら幸いです。