幕間➀
理事長:天羽定春
1D:担任:黒澤充
~久遠チーム~
・久遠一花
・天道唯人
・神代響
・修多羅公太
~神宮寺チーム~
・神宮寺姫
・茜千佳
・武藤克己
・遠藤拓哉
~黒牙チーム~
・黒牙颯太
・夏目梢
・山下まさる
・赤星隼太
~千藤チーム~
・千藤翼
・???
・???
・???
~神永チーム~
・神永空娯
・???
・???
・???
1A
・鳳条楓
・天道飾
1B
・天星希
・ガンゲル
1C担任:白石真澄
2A
・柊笠音
3A
・雨宮要
・エスペランサ
日本探偵業協会のさらに上。この名探偵育成高等学校を創った団体。
トップは天音という男。
・御三家
エスペランサが従わせる天の字を持つ3つの家系。
天星家、天羽家、天道家
◇
~黒澤先生と美沙先生~
「ほら、1Dはダントツの最下位。恥ずかしいわねぇ~あんなカッコつけて逆転だの舐めるなだの言っておいて~?」
「……」
「今年は黄金の世代、御三家の跡取りがバラバラのクラスに配属されたのは偶然かしら?」
「御三家がいるのはAとBとC。Dにはいない」
「そうね。結果からも……ね?」
「うるせえ。なあ美沙先生、あんたのとこの天道飾ってのはいったい何なんだ?」
「一言で表すと化け物ね。御三家にはそれぞれ特有の探偵色ってのがあるのは知ってるでしょ? 方針をどうこう言うつもりはないけどね。彼女はその色に染まり過ぎてる」
「そうか……」
~黒牙と赤星~
「練習お疲れ、赤星隼太くんだっけ? 黒牙颯太よろしく」
「練習見てたのか?」
「うん。凄い速かったよ。中学校では盗塁王とも呼ばれてたんだろ?」
「探偵というよりひったくり犯みたいな称号だよな……」
「そんなことないさ!」
「何で野球の道じゃなくて探偵の道に来たのかって顔だな?」
「いやぁ、っ! 変な深い意味は全くないよ、ただ純粋にどうしてかな? と思っただけさ」
「そうだな……。中学時代、野球部のメンバーは良い奴らばかりだった。練習もそこそこ厳しくて、みんなで頑張ろうって雰囲気だった。でも、頑張るってのと勝つってのは違ったみたいでチームは初戦敗退。どんなに俺だけが走っても勝利には届かなかった」
「そうだったのか。それでどういう経緯で探偵を?」
「初戦敗退の帰り道、たまたまだった。路上で女性の財布を盗ったひったくり犯を捕まえたんだ。俺は足が速いからな、簡単だった。そこでなんでかな……うれしかったんだ、ヒーローになれた気がした」
「なるほど、それでこうやって今も野球を諦めずにやってると、」
「いいや、それはほぼ惰性だな……。諦めきれなかったんだ。目指すことに決めた探偵の道にも不安が今もある。また、あの時みたいに……ってな」
「そうか、今日は見学をしにきたかいがあった! 赤星隼太! 4システムのことは知ってるな? だったら黒牙チームに来い」
「お、おう。別にいいけどよ」
「君が黒牙チーム最後のメンバーだ。他のメンバーの夏目や山ちゃんも個性的だが信念が強いんだ。今度こそこの名探偵育成高等学校で勝利を目指そう。黒牙チームは全員で全力で勝利を目指すことになってるからな。その足、まだまだ鍛えといてくれよ?」
「――っ!! ああ!」
「俺は夏目梢。夏目とでも呼んでくれ。一応女だ」
「私のことは山ちゃん♡って呼んでいいのよ~~~?? よろしく赤星ちゃん。夏目ーー!! 媚びうるんじゃないわよ~~!! あぁそれと私は一応男よ~♡」
「本当に個性強いな!」
「ほら、今日は親睦会だ。行くぞ」
……
<メモ>
整理多くてすみません。他のチームの成り立ちやメンバーのことも書きたかったのでちょくちょくこんな感じで書いていこうと思います。今回は4月の結成前頃の黒牙チームでした。これで本編合わせて神宮寺チームと黒牙チームと久遠チームは全員名前は出たということになります。
それと黒牙チームの山ちゃんこと山下まさるですが男の子には優しいのですが女の子には少し厳しいらしいです。
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