⑦学びが欲しい
⑥は、理解し難い事を書いたのだが、今度は一番強く想っている事だ。
私が一番言いたいのは、読んでいる我々を学ばせて欲しい。もっと作り手のメッセージとか想いとか考えとか意見とか主義とか主張を物語に乗せてこちらに叩き付けて欲しい。
異世界転生モノで私が不思議に思うのは、何故最後現実世界に戻ってこないのか、だ。どんなに苦しい現実でも異世界から帰ってきた主人公からすればまた別のものに見えてくるかもしれない。異世界での思い出が、現実に戻ってきた時に心の支えになるかもしれない。そういう主人公の成長に感化されて、我々も同じように成長出来るのではないだろうか。現実以外の場所に居続けて、楽しい事ばかりやっていく物語なんて何が面白いのだろう。小学校が楽しいからといってずっと小学生として留年し続ける訳にはいかないのと同じように、今いる場所を離れ、旅立ち、変化していかなければならない。ずっとご飯を作ってくれていた母親も、綺麗な家に住まわせてくれた父も、きっと先に死ぬ。我々は強くなることを強いられているのだ。だからこそ現実に戻ってきて、主人公の成長を私は見てみたいと思っている。
別に「冒険の中で主人公が成長するストーリー」だけを求めている訳ではない。母からの歪んだ愛が子供の感覚を狂わせたとか、中学生のイタズラで人が死んで取り返しがつかなくなるとか。とにかくなんでも良い。怒りでも喜びでも悲しみでも憐れみでも悲しみでも切なさでも儚さでも、もっと自分の内側にあるモノを曝け出した内容に、私は触れていきたい。
…まぁ、コメディとなると、そういうメッセージ性は不純物になるので省略するべきだったりするのだが。
ちなみに私はコメディをよく書く。
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