WEB小説の面白さが理解出来ない
山木 拓
悩みの始まり
最近の悩みはもっぱらコレ。タイトルの通りWEB小説の面白さが理解出来ない。自分自身ネットに作った物語を投稿している身としては理解したいのだが、どうにも上手く行かない。
そもそも私はお笑いが好きで、コントや漫才を作ってみたいというところから発展し、短編小説を書く趣味が生まれた。とくに「確かにそういう人いるわなぁ」とか「その状況ならそう思うよな」みたいな日常をよく観察しているから生まれているネタが好きだったので、短編小説のジャンルも近しいものになった。
自分の得意なもので、なおかつ好きなものに注力していたのである程度反応は良かった。我ながら完成度が高いなと思った短編には実際評価が高くついたし、ときたま日間のランキングだけでも上位に食い込んだりしていた。出版社に提出してみたら、「様々な工夫があって読み応えがある」みたいなコメントをもらった(自費出版をプロデュースする会社だったので忖度の有無も否めないが)。
しかし私はある時気づいた。ネットに短編小説を投稿しているだけでは金にならない、と。いや別に金のためにやっている訳では無かったのだが、色んな人が読んでくれて感想をもらってちやほやされて金も稼げる、そういう状態になりたかったのだ。そして、短編小説ではそれが無理なのだ。世間をどれだけ見渡しても短編小説のみで生活している作家はいない。私のリサーチ不足かもしれないが、書店の本棚を見渡してもすぐに見つからないとなると、最早同義だ。確に短編がヒットした作家もいるかもしれないが、それも長編で有名になってから。つまり短編を読んでもらうためには、代表的長編が一つや二つ必要なのだ。
そんな訳で、私は長編を作ろうと決めた。これにより、先述の悩みの沼に足を踏み入れる羽目になったのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます