君想い刺す五色の縫取
やすみ
序
7月におこなわれる節供・
乞巧奠を日本で初めて行ったのは、『
しかし、あくまで公で行ったのは孝謙天皇が初かもしれないが、個人間で行っていた可能性まで完全に否定することはできないであろう。
乞巧奠が日本に伝わった時期は不明であるが、南朝・
『荊楚歳時記』の六世紀半ばごろの成立と考えられ、であれば物部守屋や蘇我馬子らが活躍した時代と重なる。
もし大陸からの渡来系氏族や、外交を担い大陸の文化に造形が深かった蘇我氏が乞巧奠を認知し、あるいは彼らが中心となって、ごく一部の氏族の間で行っていたとしたら――
本小説は、そんな空想をもとに書き綴る。
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