第193話 シカの被害
近年、野生動物が人里の農作物を荒らすことによる鳥獣被害の深刻化が多く報じられています。
鳥獣被害とは、その名の通り、イノシシ・シカ・サル・クマ・カラスなどによる食害です。
その多くの被害の要因になる動物の中心はシカと言われています。
我が家もその例外ではありません。
昨年は周りをネットで囲っているにも関わらず、キュウリやカボチャなど食べごろに実ってきたらシカにきれいに食べられてしまいました。
実ばかりではなく根元からごっそり葉っぱまで根こそぎやられました。
私はもともと畑にあまり野菜は植えていないのですが、それでも被害にあったら、悔しい思いをします。
そんなことがあって、今は柵とネットを高めにして囲い直し、今のところは被害にあっていません。
が、今度は庭の花を狙ってくるようになりました。
水仙・チューリップ・紫陽花・南天など、若芽が出てきたら端から食べていきます。
それで庭にもネットを張っています。
見かけが悪いけどやむを得ません。
すると今度は玄関先にプランターに花を植えて置いているのですが、今度はその花も綺麗に食べてしまいます。
冬場にはパンジーやビオラ、夏場は日日草やメランポジウムなどを植えているのですが、毎年食べられるので今では夜になると玄関の中に入れるようにしています。
これが結構めんどくさい作業なので、プランターは4つにだけにしています。
本当は玄関の周りにいっぱいの花にしたいのですが、それはかなわぬ夢となっています。
なので、ここら辺ではシカは悪もの扱いです。
しかしながら、そんなシカも、奈良県にある奈良公園に生息するシカは国の天然記念物に指定されている野生動物として大切にされています。
また、宮島(広島県廿日市市)のシカは来島者をお迎えする大切な観光資源であり、信仰の対象でもあります。
宮島の道路はシカ・人の優先道路です。
シカはここでも大切にされています。
そして思うのです。
同じシカなのにこの差は何だろうって!
シカにしてみればシカツ問題なんですよね。
人間を困らせたくて田畑を荒らしているのでないはずです。
生きていくためであって、こういう状況にした人間にも原因はあるのでしょうね。
動物たちにとっても生きにくい世の中になっているようですね。
だけど、シカにお願いしたい!
田畑は荒らさないで欲しい!
花も食べないでほしい!
シカをシカってしまう私を許して!
最近は昼間でも何頭か連なって周りをウロつくこともあります。
川のほとりが私の散歩コースですが、よくシカに出くわします。
その姿は可愛いんですけどね。
近況ノートにシカの画像あります。
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