第154話 姉たちがやって来た

 大阪に住む長姉は、娘家族がアメリカ在住ですが、今年の3月からその長女(中学3年生)が日本の高校を受験するため、長姉の家で預かることになり、そこから大阪の中学校に通っています。

 その長女、長姉にとっては孫ですが、仮にAちゃんとしておきます。

Aちゃんを預かることで、保護者代わりに、生活全般のお世話から、学校関係のお世話までこなしていました。


 今回、Aちゃんが希望する高校の帰国子女枠入試が、無事に終わり合格できたことで、一旦アメリカに帰っています。

その間を利用して母にも一年近く会っていないので、1泊2日(12/19~12/20)で我が家にやってきました。

長姉夫婦の滞在に合わせて、次姉も一緒にやってきました。


 久々に3姉妹が揃い、我が家は賑やかになりました。

母の面会のあとは、我が家でゆっくり過ごし、積もる話に花が咲きました。

そこで一番の話題は、受験生のAちゃんの事。

受験生を預かった長姉も色々気を使って大変だったようですが、Aちゃんもアメリカの学校から日本の学校に転校で、受験に向かっての勉強で大変だったようです。

帰国子女枠なる入試があることさえ知らなかった私ですが、その試験内容にビックリです。

中学での成績はもちろんですが、一般試験とは違った英語や面接を中心に選考されるのだとか。

その一つに英語エッセイが出題されるそうです。

テーマは当日発表されて60分間でエッセイを英語で書き上げるのです。

今回出題されたテーマは、『自分の人生を料理に例えたら何ですか?』というものだったそう。

うわぁ、こんなのが出題されるんだと、驚きでした。

私だったら、自分を何の料理に例えるかを決めるまでに60分間を費やしてしまいそう。

そしてエッセイとしてまとめていかないといけないでしょ!

しかも英語でだよ!

もちろんAちゃんは英語はペラペラだけど、英語の語彙力や綴りもマスターしていないと書けないと思うので、どんなにか大変だろうと思いました。

なんとか合格して長姉も預かった身としてひと安心したようです。

ホントにお疲れ様って思いました。

そんな受験生を預かった苦労話を延々と聞いていました。

とはいえ、まだ3月までは預からないといけないので、完全に安心とは言えないと言っていましたけどね。

あぁ~、受験生って、Aちゃんに限らず大変だよね。

私の孫も受験生が2人いますが、希望の高校や大学に無事合格して欲しいと改めて願ったものです。







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