第54話 『すずめの戸締り』観てきました
十一月二十五日(金)、新海誠監督の映画『すずめの戸締り』を観てきました。
もちろんIMAXシアターで観ました。
最初はこの映画を観ることはないと思っていたのですが、カクヨム仲間のある方のエッセイで感動して泣いたと仰っていたので、これは観る価値あるかなと急に興味が湧いてきたのです。
この日は娘が仕事が休みと言っていたので、前々から娘の所に行くことにしていました。
そもそもの目的は、イルミネーションを見に行く為だったのですが、どうせ行くなら朝から行くことにしていたのです。
それで、急に思いついて娘に
「『すずめの戸締り』の映画を観に行かない?」
と提案してみたら
「いいけど、私は『ある男』が観たい」と言うので、
「じゃあ、今から映画館に行って、上映時間のタイミングがいい方を観よう」
と言うことになり、早速映画館に行ってみました。
すると、『すずめの戸締り』がグッドタイミングで始まるところだったので、それに決定しました。
『ある男』の映画の始まる時間のタイミングが良かったら、その映画になる所でした。
私的にはラッキーでしたが、娘も観て良かったと言ってくれたので結果オーライです。
災いをもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年、草太と出会った
ひょんな事から鈴芽は草太の友達の芹澤朋也と何故か鈴芽の保護者である叔母も一緒に奇妙な組み合わせの3人とで日本列島を縦断して目的地までドライブ(?)をすることに……。
災いの本態である巨大な存在との格闘シーンは圧巻で緊迫感が半端なく、手に汗握るシーンが何度となく登場しますが、そんな中で、能天気な朋也と鈴芽の保護者として一生懸命な叔母と鈴芽が車で移動中がこの物語を和らげてくれた気がします。
気まずくなるシーンやクスっと笑わせてくれるようなシーンもあり私は朋也と叔母のキャラがいい味を出していて好きだなぁと思いました。
朋也が車中で流す曲が懐メロ(「ルージュの伝言」「夢の中へ」「けんかをやめて」等々)で、それに私はハマりました。
(注目するとこはそこ? 笑)
更にそれぞれの土地で出会う人々とのエピソードも面白いです。
震災で失ったかけがえのない日常の挨拶
「おはよう」「行ってきます」「おかえり」
などの言葉も印象に残りました。
失っていた震災の記憶を徐々に回復させながら鈴芽が辿り着いた先は……。
自助的な自分探しの成長物語でもあると思いました。
今回、私はここぞというクライマックスについてはここで述べていません。
感動はやはり自分の目で確かめるのが一番だと思います。
特別の余韻を残す素敵な映画だったと私は感じています。
近況ノートに画像あります。
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