幼馴染が催眠状態で目の前にいるんだがどうすれば良い？

第1話 俺はどうすればいいんだろうか？

　俺の名前は鳴宮暁人（なるみや　あきと）

　4月から高校2年生になる予定…

　で……

　誰か教えて欲しい…

　この状況…

　どうすればいいんだろうか？

　まずは今は…

　4月3日午後3時45分

　俺の自宅玄関前

　俺は春休み最後の日に買い物に出掛けていて帰ってきたところ…

　そして玄関前に少女が立っている。

　この少女は隣に住む俺の幼馴染の相坂凪沙（あいさか　なぎさ）であるが…今、声をかけても反応がほぼ無い。

　不審に思って声をかけつつ顔を覗くと目が…普通では無い…虚としていて焦点が合って無い様に思う。

　そして格好は余所行きの気合の入った服とスカートにコートを羽織って右手には本を持っている。

　本にはこう書いてあった…

「誰でも簡単にできる催眠術」

　…と…

　と言う事は今のこの状況は、この持ってる本から察するに…

　凪沙が自分で催眠術を行い何らかの失敗をしたのではと推察される。

　とりあえずこのまま家の前で立ってるのもおかしいし風邪でも引いたら大変だし、凪沙の手を取り「家に入ろう」と言って誘導する…特に抵抗もなく凪沙は付いてくるようだ。

　家に入り２階の俺の部屋に連れていき、椅子に座らせる。

　そして「借りるよ」と断ってから本を貰って…ふと本に付箋が付いているのを発見。

　その付箋のペ－ジを読むと…

【自己催眠のやり方】と言うページが読める…内容はと言うと…

『やる気を起こす、言えない言葉を言う、できない行動をできるようにする…それらを自己催眠を行う事で可能にする。』

　そして注意としては自己催眠の際は信用のおける人に協力してもらう…事が前提らしいとの事。

　つまり催眠状態から自力で戻れなくなる可能性がある為…つまり今の凪沙がその状態なのだと…

　そして他の付箋のページを読み進めると催眠状態の人に暗示をかける事が可能…らしい…

　え…と…

　つまり俺が凪沙に望む事を暗示によって命令できるのか？

　え？

　どんな事でも？

　理不尽なのとかは？

　ゴクリ…

　俺は…

　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

　初の連続小説ですが更新は遅いのでお許しを～

　さてどんな属性を追加しようか？

　悩んでます～何がいいでしょうね…