いつの間にか、新作アップしてたんですね。イエイ♪　*＾ー＾*

麻々子版『不思議の国のアリス』という感じでしょうか？
楽しく読ませていただきました。
麻々子さんのイマジネーションは天下一品ですね！
まさかの発想に舌を巻きました。中でも「心臓をプラスチックでコーティング」って…奇妙でユーモラスでシュールで、こういうセンス、大好物です。（笑

シリーズ化、するといいな…。＾ー＾

波乱万丈の不思議な旅の記録、楽しませていただきました。
深層心理的に意味があるようなないような、適度にでたらめな仕掛けが次々に現れて、まさにめくるめくワンダーランド、という感じですね。
今どきの子供がどう読んでくれるのかはわかりませんけれど、「大人にも読んでもらえる童話」には十分なっていると思います。

いわゆる「行って帰ってくる物語」に、怪しげな研究所という古くて新しいネタを絡めて、非日常の日帰り体験を描いた短編というところでしょうか。話のスタートは、主人公が最初連発していた「つまんない」という言葉からだったと思うんですが、それは恒久解消したのか、本人の日常の中では何も変わっていないのか、構造的にやや不明瞭な気はしました。ただ、よい意味での気晴らしのショートトリップという扱いなら、こんなものかなとも思います。あまり大仰に「私の中で何かが変わった」みたいなオチにするのもアレですし、書き手の狙いもまさにそれぐらいの気分一新であったのでしたら、気軽に読めて小一時間の読書を楽しめる、エンタメ短編たり得ていると思います。

まあ大人目線で一つ突っ込むなら、こんな楽しそうな秘密倶楽部があれば、相当な入会費でも取らない限り、参加希望者で溢れかえってパニックになると思いますけれども　笑。