おめおめぱっぱ

創意工夫 

第1話 終焉

完全回復した、、、、

そんな夢を見た。


誰も僕のことを見てくれないようなそんな気がした。








「ロア!おっはー!!」


高田露葉、タカダツユハ、あだ名は、ロア。


「カケル、おは。」

「どした?ロア今日元気ないね?」

「変な夢見て、気持ち悪くなっちゃって、、」

「へぇ〜それってどんな夢?」

「あんま覚えてないんだけど、死んじゃう夢。本当に酷い死に方の夢。」

「大丈夫か?そういうのって精神的になんかあるやつだろ?なんか動画で見たことある気がする。」

「まぁいいよ。今は大分、気分良くなってきたし、カケルと話してるとこっちもテンションが上がってくるよ。」

「ありがとな!ロア!」


彼は、、

高田翔流、タカダカケル

同じ苗字で意気投合して、それ以来、大親友だ。


「ロアくん、おはようございます。」

「東山先生もおはようございます。東山先生にしては今日は朝早いですね、もしかしてなんか良いことありましたか?」

「わかる?先生な?ついにな?プロポーズしたんだよ!」

「えっ!?あの臆病な東山先生が!?」

「そう!臆病な俺が!そして成功して!結婚することになった!、、、、でもみんなには内緒だよ?」

「わかりました。どうせ、東山先生のことだから、結婚報告でみんなを驚かせようとしてるんでしょ?」

「図星だね、、、、」


この方は東山修也、ヒガシヤマシュウヤ、先生

僕の担任の人だ。




「それじゃあ、出席を取るぞ〜。高田カケル、高田ツユハ」


「はーい」


「そして、山下ハズキ〜は遅刻かね。」


 このクラスはカケルと僕、もう1人の山下ハズキの3人のみだ。田舎の学校はそんなもんだろう。



「すみませ〜ん。遅れました。シュウヤ先生。寝坊で〜す。」

「次からは気をつけるんだぞ。後名前呼び!高田組は苗字で呼んでくれるのに、山下だけなんで名前呼びなんだよ。東山先生って呼べよ。」

「これから兄になるのにそんな距離取らなくても良いかなって、まあ、もう確定した将来なので、名前呼びにしてるだけですが、、」

「もう良いよ、、、」


山下葉月、ヤマシタハズキは東山先生の彼女さんの妹でもある。

クソが付いて良いほどのガキであったが、、





「ハズキ、今日本当に寝坊だった訳じゃないよね?」

「そりゃそうじゃん、朝までずっとカケルと通話してたんだから、カケルは途中で寝落ちちゃったけど。楽しかったよ。」

「そりゃ遅れるよな。バカップルのイチャイチャはそれくらいにしとけよ。」

「ハズキとカケルは一心同体だからね!どんなことがあってもはならないよ!もちろんお姉ちゃんともね!」

「そのお姉ちゃんは東山先生と一心同体になる予定の方だけどね、、、」


そっと上手いこと言った風な顔をしたが、ハズキにはすごい距離を置かれた。

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