第22話
ちょっと気持ちが高ぶってしまっていちゃつきすぎた俺たちは今外に出ていた。
キスマークを女将さんたちに見られたのはちょっと恥ずかしかった。
「幸弥くん、あのお団子が食べたいです」
「お団子ですか?じゃあお団子食べてる雪華さんを撮っていいですか?」
「へ?もしかして待ち受けにしたりする?」
「ええしますね」
俺は雪華さんが一緒に写ってる写真が無かったのでそう言った。
そう、これはチャンスなのだ。
「いい、ですよ」
「ありがとうございます」
これくださいと言ってお金を払ってお団子をおじさんから受け取る。
そして受け取ったお団子を雪華さんに渡す。
「ん〜おいしいです!」
カシャ
「!………いきなり撮らないでくださいよ、むぅ」
「いきなりが一番かわいい顔撮れるんですよ」
俺たちは気づいて無いが周りから見ると団子屋の前で超絶いちゃついてるバカップルだ。
「なんか見られてる気がしますね」
「気じゃないですよ、雪華さんが可愛いからみんな雪華さんを見てるんですよ」
「でも女の子は幸弥くんを見てますよ、嫉妬してもいいですか?」
「良いですよ、むしろ雪華さんに嫉妬されるほど愛されていて嬉しいです」
そう言うと周りの女性は「きゃー」といい、男性は「ごちそうさまでした」と言って消えていった。
「やば、恥ずかしい……」
「私はいま幸弥くんが思っている以上に幸弥くんのことを愛していますよ」
雪華さんオーバーキルしないでくださいよ。
ほんと恥ずかしいんだが。
それからも色んな所を周って疲れて旅館に帰ってきて昨日と同じことをして眠った。
正直今日の雪華さんはいつも以上に天使だった。
ちなみに写真はちゃんと待ち受けにしてる。
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甘いでしょ。
ガチで甘々にしたかったので。
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