第27話 魚モンスターと出会いました

次の日が来た。

俺は。川を見ていた。

川を見ていたら、何かジャバジャバしてる。

「助けてえ!」

俺は、近くにひもがあり、投げる。

それを掴む何か、が。

「ま、待って!俺!うわああ!」

バシャアン!

俺は川の中へ。

「……川の中」

俺は浅いからいいものの。

隣に魚の姿をしたものがいる。

魚モンスターが言う。

「いやー。ありがとね。転んじゃって」

「転んだのか?」

「うん、君のおかげでどうにかなったよ」

「俺はビショビショだけどな」

「うわあ!ごめん!」

「いや、いんだけどさ。川ってこんなにでかい魚いるんだな」

魚モンスターは他の魚と姿が違う。

どこか大きさがある。

「魚モンスターは、食べられなくて、魚は食べられるよ」

「何が違うんだ?」

「僕たちを食べるとよくないんだよ」

「ん?」

「とにかく、ごめんね!」

と、俺を川の外へと出すように動くと俺は濡れた服を絞る。

魚モンスターは自分の紹介をしてくる。

俺は思う。最近モンスターがしゃべるの慣れてきた……。慣れてきて、いいのかな。悪いのか…。

「僕はシャモモ。あのね、助けてくれたから僕川の外出るね」

「あ、俺はユウタ」

「ユウタかー。よろしく」

「おう…。シャモモ」

シャモモは足がニョキリと生えて歩く。

「進化…した?」

「僕の家近くだから服かしてー!」

服を脱がされると、パッと、細い木に干される。

「さ、さむ……」

何で俺は。こんなとこで裸に!?

シャモモは、布団をクルンと包むようにして、俺は何か…えっと、布団が服みたいになった?状態にされた。

「ではでは、」

「お、おう。家って?家みたいなの見えないけど」

「この範囲が僕の家だよ」

回りには川しかない。

「それでは、服が乾くまでの間。魚モンスターの王様の話を……」

「いや、別にここで静かに待つぞ」

「魚の王様はね。」

勝手に話をしてきた。

「魚の王様はとても臆病で、王様になるなんて思いもしなかったのです。ですが、いつの間にか王様へと選ばれ彼は焦り、努力しました。彼は民の話を聞き、魚の国をおさめました。」

………………………………………?

ん?

「そこで終わりか?特に何かと戦ったとかは?」

「魚の国の世の中と戦ったのです」

なるほど。

「それをどうして俺に話したんだ?」

「いい時間潰しかと思って」

何かしら言いたい

けどけど、俺に悪いと思って………

俺は正直にけど悪くも言う。

「急に何だよ。魚の国ってどこだよ。だけど、その、ありがとな。服乾かしてくれたし。シャモモ」

「ううん、ユウタ。今度困ったら僕呼んでねー。川の中とか、この辺とかいるから」

俺は服を着ていく。

「冷た……くしゅ!」

俺は帰ることにする。

乾いてないな………。

「乾いてないけど!まあ!大丈夫だ!」

俺って嘘つけねー……

「よかったー。ユウタ。またね!」

シャモモと別れた。

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