第25話 膝をぶつけました
熊モンスターから逃げれた……。よか…
ガツンッ
「あがっ!」
膝を荒野の石にぶつけた。
痛い!いたい!
石いてえ!
「ちょっとちょっとー。何あたしにぶつかってんのよー」
え?何の声
「どこみてんのよーあたしよあたし」
え!石しゃべってる!ここのモンスターとかめちゃしゃべるな
「あたしの頭きまってるのにぶつかってきて!何なのよ!」
「はあ!俺は今いてーから!」
「ああ?あんた私にぶつかっといて何なのよ!」
「別にそこにいたお前が…」
石はゴオオと音がする。
「はいい?ぶつかっといて……許さない!」
「うわああ!膝がいたい!痛い!」
「あたしに二度とぶつかってこないでよ!?」
「いてえ!いてーよ!」
膝が痛い!いたい!
「やめろ、膝いてーから!」
膝がいたいいい!
石は、言う。
てかしゃべってる…………
「石か……」
「私は!イシコちゃんだからね!」
「な、名前があるのか……てか、うう、何か………あとからまた痛みが…」
膝の痛い日を過ごすことになるとは…思ってなかった……。
「いたいいい」
イシコは言う。
「ちゃんと下見て歩きなさいよ?」
「お、おう………………」
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