第22話 レベルは大事…ですね…

あれから、数日クエストを繰り返す。

繰り返して、繰り返す。

ミラへと家賃を渡す。

「………足りないです」

「まじか!」

「追い出したりはしませんがあと数ヶ月払わないのなら、そうですね。他の町に行ってもらいます」

「え、それって」

「他の町や都市などは危険モンスターがいるんです」

「へええ……」

「なんて、行かせませんよ。ですが、数ヶ月続くようなら……そう、ですね」

「こわ!」

こわ!こわ!異世界へ行った勇者はレベルを上げていくんだよな。うん、行こう!そうしよう!それでランク上げしてお金多く手にいれよう!うっしゃ

「レベル上げ……いってくる!」

「あの。今の時期は……!」

俺は走りだした。

そして、クエストではなく始まりの町の外へ行く。

そこでは多くのボールが大量発生してる。

そういえば、ミラ何か言いかけたよな?聞けばよかったな。

「うお!めっちゃいる!これなら!」

ボールたちは俺へと突っ込んでくる。

「うわああああ!!!」

それには何も効かない。

「ははは」

が、赤いボールが飛び込んでくる。

一瞬。

俺は倒された。

____________

目が覚めると広場にいた。

倒されたけど、広場で目覚めるのか……。

なるほど。

あれ?でも倒されたらゲームオーバーなんじゃ。んん?

カードの説明を見る。

“始まりの町。危険ではない場所では死は起こりません”

ん?なるほど………弱い奴はそれでも死なないようにしてあるということか。

何かすごい設定だな。ここ。

「それより!俺弱すぎ!うーん、何かレベルを上げる方法ないかな」

俺は気づく。

クエストをしてもレベルが上がるなら、やはりお金とクエスト同時に行う。

が、レベルにならん!

うう、このまま1レべのままなのか。

いや、なら、走って体力を鍛え、腕立てとかだって!

レベルに反映され………いや、レベルは上がらないがそれぞれのパラメーターは上がっている?おお……コツコツとやっていこう。


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