とある事情で騎士団長を辞した凄腕のおっさん傭兵は、誘拐事件に巻き込まれた少女と出会う。しかし、少女には天与とも言うべき才が有り、やがて少女(中身はおっさん)を中心とした巨大な陰謀に巻き込まれてゆく――
最初は誘拐犯を捕まえてまた別の話になるのかな、などと勝手に思っていたら、まさかあんな展開になるとは思いもよりませんでした。
ラストに至るまでの話の運び方、情報の開示が上手だなと思いました。
魅力的なキャラクター達が登場しますが、ネームドキャラは話の長さと比較して少な目にまとめられており、また、文章も硬軟織り交ぜ、読み易かったです。