第6話もしも、こんな戦隊モノがあったら

俺たち、無敵のスーパー戦隊・家事レンジャーだ。悪の魔のスープ軍団と死闘を繰り返している。

家事レンジャーは、今日もフライパン男爵を倒し、バイクで国道を走っていた。


ウーウー、そこのバイクの集団、左に止まりなさい。


パトカーから、警察官が降りてきた。

「君たち、結構飛ばしていたね。ここの制限速度は60キロなの。87キロ出てたよ」

「すみません」

「ちょっと、人数が多いから応援呼ぶからね」

「はい」

「まず君から」

「名前は?」

「赤レンジャーです」

「赤レンジャー?職業は?」

「世界平和を願う、正義の味方です」

「ちょっと君、酒の匂いがするねぇ」

「いや、今朝、フライパン男爵を倒したんで、みんなで軽く……」

「飲酒運転だね?まったく改造車に乗って

あんたら、スピード違反、飲酒運転、改造車、免許証不携帯。罪重いよ。全員現行犯で逮捕」



半年後、

「飲酒戦隊・がぶ飲みジャー」

となり、悪の組織と戦うのだ!

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