神獣の叫びがとどくとき

景綱

御弥山伝説一文より


森に潜む獣の瞳は 神のまなこなり

何人も立ち入らせぬ眼なり

御弥山みややまより響く叫びを耳にすれば

己を失う恐れあり

御弥山には気をつけよ

足を踏み入れるべからず

さすれば恐れることはなにもない



森に潜む獣の瞳は 神の眼なり

何人も立ち入らせぬ眼なり

神の眼に認められし光る花に導かれる者が現れしとき

道は切り開かれるであろう。

御弥山は歓迎し招き入れることだろう

そこが見知らぬ地だとしても恐れることはなにもない


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