学校では無口な彼女と学校でもイチャイチャする話
ウパ戌
学校にて
・・・・・ーンコーンカーンコーン
「んぁ?」
「おっ、ようやく起きたか明人」
学校のチャイムで目が覚めた。俺の名前は
「翔太か…」
「もう昼休みだぞ、飯食いにいこうぜ」
「おう」
こいつは
「そう言えば明人は聞いたか?あの噂」
「噂って?」
「知らないのか?何しろあの無表情で有名な片瀬さんが、最近笑顔をよく見せるらしいってやつだよ」
「そんなに驚くことなのか?」
「そりゃあなぁ、あの片瀬さんだぜ?学校一のイケメンの告白ですら無表情で断る人だぞ」
「まぁ、そういうこともあるんじゃないか?」
「俺の予想だと片瀬さん、好きな人ができたと思うんだよ」
「そうか?」
「いや、それ以外考えられないだろ?片瀬さんが笑顔になった理由なんて」
「そういうもんなのか?」
「そういうもんだろ」
「でも、そうかぁ…」
「おっ、どうした?まさか狙ってたのか?」
「んや、別に」
「まぁそうだよな、お前色恋沙汰とは無縁だもんな。一体いつになったら明人に春が来るんだろうな?」
「ほっとけ、早く学食いくぞ。」
そう言って教室を出て学食に向かう。学食に着くと、渦中の人物がそこにいた。
翔太も気づいたのか、俺に耳打ちしてくる。
「噂をすると片瀬さんだぞ」
「そうだな」
「そっけねーな」
ふとあちらを見やると。
「ーーーッ!」
完全に目があった。
「おい明人、今片瀬さんこっち見てなかったか?まさか俺を見てた?」
なんかこいつのテンションうざいな。
「気のせいだろ、早く飯取りに行くぞ」
「あいよ」
注文を済ませ飯を食べ始める。
「ほら、くだらない事言ってるから昼休みあと少しだだぞ。」
「ヤベッ、ガチでもう時間ないじゃん「ご馳走さま」ってはやっ!?」
「ほら置いてくぞ〜」
「ちょっと待って!今食べ終わるから、本当に待って行かないでくれ〜」
そんな翔太を尻目に教室に戻った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます