　ドラゴン退治！

　その英（えい）雄（ゆう）的響（ひび）きに魅（み）了（りよう）されたきみは、どうしても雪山へ向かうと主張して譲（ゆず）らなかった。

「無理だ！　絶対にやめておけ！」

　そう言って止めるギステルドを振（ふ）り切って、きみは冒険者ギルドを飛び出す。

　そして雪山のドラゴンの縄（なわ）張（ば）りへ足を踏（ふ）み入れたきみは、突（とつ）然（ぜん）の猛（もう）吹雪（ふぶき）に襲（おそ）われ、瞬（しゆん）時（じ）にして氷の柱と化した。

　その猛吹雪が、ドラゴンの放った氷の息吹（ブレス）であることにさえ気づかないまま、きみは死んだ。運がよければ、数年後、あるいは数十年後に、氷（こおり）漬（づ）けの死体が見つかるかもしれない。

　ともあれ、きみの冒険はここで終わる。

→　ＢＡＤ　ＥＮＤ　

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