〔*2〕選択肢1:神官戦士ジョーをメンバーに加える(A・C)

 きみはパーティメンバーとして、ギステルドに加えて、ジョーを指名した。

「守りの要と回復の要! 僕がいれば、もう安心ですよ!」

 選ばれたことがうれしかったのか、ジョーは鼻息あらみをかべる。

 攻撃役のドワーフ戦士ギステルドと、盾役の神官戦士ジョーがいれば、なんとかなるだろう。

「あらあら。そんな頭の中まで筋肉みたいな人たちばっかりで、だいじようなのかしら。私ならいろんなものの正体や弱点も知っているし、魔法でしか倒せない敵も倒せましてよ?」

 おっとり穏やかな笑みを浮かべつつ、タラサがしっかりとアピールをしてくる。

のう筋肉呼ばわりは心外だが、確かにタラサの魔物に関する知識は冒険の役に立つ。もちろん、魔法もな」

「当然ですわ。さ、もうおわかりですわよね。私もメンバーに入れてくださいな」

 おっとりした外見からは想像もつかない押しの強さで、タラサはパーティメンバーへと名乗りを上げた。

 確かに、魔法も使えて、知識も豊富なエルフの魔導師は、なにが起こるかわからない冒険の旅路において、得がたい戦力になってくれるだろう。

「決まりですわね」

「タラサさんの魔法があれば、たのもしいです!」

 ジョーも、彼女の参加を喜んでいるようだ。

 なんだか押し切られたような気もするけれど、こうしてきみのパーティは結成されたのだった。


→ シチュエーション02へ進む 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る