2022年四度目の北海道チャリ旅行は体重増加でママチャリに泣く泣く別れを告げ「ミヤタのフリーダム・タフ」で行くことにしたのだ。

江戸川ばた散歩

1 さらばママチャリ。゚(゚´Д`゚)゚。の理由と新たな足!

 さて。

 あらすじに書いた様に、三年間ママチャリ~通学用自転車で自宅~名古屋港~北海道~名古屋港~自宅のルートをひたすら行くという旅をやってきました。

 まあソーシャルディスタンスの時代、人が居ない時期に人が居ない場所を回るのが好きな自分としては非常~に気楽に行けた訳です。


 ちなみに最初の年なんて、本当にふらっと北海道ですよ。

 でも北海道はですね、得体の知れない旅人を「やりたい」奴にとっては、ともかくいい場所なんですよね。

 何せキャンプ場が多い!

 ワタシが毎年買い直している北海道の出版社ギミックの出している「北海道キャンピングガイド」によると、今年の「掲載数」だけで362ヶ所。

 これに「載せてないけど」な場所もあるんですね。

 キャンプを楽しむというよりは「ちょっと安全性の上がった野宿場所」なんですが、これが本州のそれより実に安い。

 まあ最近の入場制限により上がったところもあるんですが、それでもまあ無料から1000円以内で泊まれる場所は多々。

 去年その意味で連泊してしまった初山別とか、行きに泊まって帰りにまた泊まった北村公園とか、温泉が横にあって無料ってのは長居したくなるわー。

 まあ前者は居続けても霧が止まないから二泊で出たし、後者はちょうど休日にあたって帰りに来た時にはテントで一杯だったんで時期と曜日はちゃんと調べるべしなんだけど。


 閑話休題。


 そんな気楽なママチャリ系旅だったのですが。

 この三年、急に! 体重の増加が…… これでアウトですわー。

 特に去年の旅はショックでした。


 いや、一応ちゃんとブリヂストン様のアルベルトっー、高校生がガチで乗り回す車体だしスポークもぶっといし、ついでに言うと結構お値段もした。

 そいつがだな。

 行程半分でスポークが折れた! あ、タイヤの中のあの細い金属棒ね。

 折り曲げて引っかけてある形のとこでポキっと折れてしまう訳ですわ。

 これが一つ折れると大変。

 「輪」にかかる力を分散している金属棒が一本折れると、他へ力がかかる。

 すると次のが折れる。

 この繰り返しなんですね。

 それでも多少は乗れるんですが、やがて重心が揺らいでくるんですよ。

 で、去年は稚内で「やばい」と思った後、名寄で完全に「あかん」。

 太さと材質の違うスポークで応急処置してもらって(町の年季の入った自転車さんはこういうのに強い)、Twitterの旅知り合いから旭川で普通車の修理に詳しい店を教えてもらってそこまで根性で行き、修理。

 そこで重いステンの籠をプラの籠に換えて貰ったりして出費!

 だがしかし、それもまたやっぱり応急に近くて、ともかくワタシと荷物が載っていること自体がそーとーな負担だったようで、出口の苫小牧でまたもや応急処置。

 いやもう終わってしまえばいい思い出ですがー、困っている時点では「うががががががが」ですよ。


 で、帰ってから積載荷重について調べたんですが。

 日本の自転車のJIS規格では、チャリは「65㎏の人が乗っていることを想定」して「90㎏上限」が普通に乗れる程度だそーで。

 二度北海道を回ったり、通勤に往復10~20㎞走りまくった最初と次の年に使ったママチャリは去年の秋廃車……

 ペダルが取れたんですよ。

 踏み込みすぎなんですね。立ち漕ぎも散々したし。

 弱虫ペダルの坂道くんはママチャリの、更にギアを小さくされてしまったものでアキバ往復とかしていた訳だから、そりゃ回転数上げた走りができますよ…… そういう筋肉が足についてるんですね。

 なおかつ坂道くんの場合は、そもそもサドルを上げる方が走りやすいというのも知らなかった。

 だからひたすら太ももの膝近くの筋肉が異常に鍛えられていたという状態になるのですが。

 ワタシのように昭和の通学チャリで育った奴が遠州のからっ風と戦いながら鍛えた筋肉は力をかけて回転数はそうそう増やさない方になってしまうんですよ……

 で、昭和の通学チャリは非常にハードな作りをしていたので、ペダルが取れても修理ができたんですね。

 ところが、現在のチャリはそうはいかない。

 悲しいけれどサドルが取れた時点でさようならでした。

 これの代わりのママチャリは基本ご町内をスカートで走る程度にするものに。

 で、アルベルトさんの方は、ワタシが乗ってるんじゃ可哀想なので、お隣にあげました。華奢な奥さんとかお嬢さんのいるとこだしね。2000キロくらい走っても、メンテ後ならしばらくは充分保つだろうってことで。


 で。

 そんじゃこの重量の奴が乗れる車体!

 なんですが。

 JIS規格外のものを探さなくてはならなかったんですよ。

 欧米のメーカーものだったらまあいけるんでしょうね。向こうの人々のボディは()

 だけど日本だとなー。

 ……探したよ。

 90㎏のラガーマンが乗っても大丈夫チャリ!

 一応耐荷重が110㎏。荷物を減らす努力しつつ!

 さすが、駐輪場の車輪止めぎりぎりの太さのタイヤ! すげえ安心感!

 車体15㎏だけど、ママチャリはだいたい20㎏なんでそれよりは軽いどす。


 https://www.miyatabike.com/miyata/lineup/freedom/freedom_tough.html

 

 これは今年の六月発売のものだけど、去年の秋にぎりぎり通販で去年の型を探して通販しましたよ。

 通販だから到着した時点で、ミヤタの部品扱ってる近場のチャリ屋さんに取りに来てもらって、ドロよけ、片足スタンド、荷台をつけてもらってですね。


 慣れるまでになかなかかかったざんすよ!

 何せ上記リンクのページにもあるけど、160センチ~なんですよ。

 で、ワタシの身長はギリ。㎜ではちょっとマイナス。

 そんで荷台をつけたことで1センチちょいサドルが上がる訳ですよ。

 足殆どつかねえ! 怖っ!


 ということで「厚底スニーカー」を導入しましたよ。

 身長とか足の長さが足りねえ? じゃ伸ばせや! で底上げ。

 これで何とかなりましたわ。


 だけどまだなかなか慣れません。

 何と言ってもデリケートゾーン! ちょうど重さがかかってなあ!

 女性のあそこは粘膜なんですよ!

 男子のそこも押しつけられてアレでしょうが、擦れて傷になるということは少ないと思うのね!

 これは位置と力の調整。慣れ。

 サドルで穴の開いたタイプもあるけど、じゃあこの穴と肉にはさまった部分は? と考えると、それは何か違う気がしてなあ。


 で、まあよーやく今は普通に乗ってますわー。


 ただ。

 この「タフ」は、確かにぐいぐい乗っても大丈夫な安定性はあるんですが、それだけに、他のバッグとかを付けにくい作りになってるんですよ。

 例えばフロントバッグ。

 スポーツバイクにはカゴが無いので、ハンドルにベルトをつけるものがあるんですよ。

 で、mont-bellのやつを中古で安く入手したんですが、ベルトが短い!

 というのも、この「タフ」のハンドルはクロスバイクやロードバイクより太いMTB用っぽいんですよ。

 ハンドルが太くて、しかも真ん中が太い。

 ……ので、現在それは長いマジックテープで何とかならないかと試行錯誤中。


 荷台。

 とりあえずその時点であったのが耐荷重5㎏。

 ……無理だろ、とは思うのですが。とりあえず10㎏以内なら何とか…… なって欲しいね。

 

 ともかくやっと自由に乗れる様になった奴ですので、乗りこなして行きたいざんすよ!

 出発前に書いていきたい部分、次は「荷物」!

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